ロシアに行く前に知っておきたいこと

ロシアに行く前に知っておきたいこと

モスクワとウラジオストク間の田舎の風景をシベリア鉄道から眺めるにしても、サンクトペテルブルクやバイカル湖でロシアの文化を堪能するにしても、ロシア行きの飛行機に乗る前にロシアについて少し調べておく方がいいでしょう。 ロシアを旅行する前に、ウォッカを飲める有名なバーだけでなく、ロシアの言語、文化、歴史などロシアについて最低限の知識を身につけておくべきです。 この記事では、ロシアに行く前に知っておくべきことをまとめました。 ローマ皇帝カール5世は、「スペイン語は神と、フランス語は友人と、ドイツ語は敵と、イタリア語は女性と語るのにふさわしい」と話したそうです。 それでは、彼にとってロシア語はどんな言語だったのでしょうか。 ロシア語と同じ群に属する言語 ロシア語はインド・ヨーロッパ語族の一派であるスラヴ語派に属しています。ドイツ語やロマンス諸語もインド・ヨーロッパ語族に含まれます。 スラヴ語派には、ロシア語以外に下記をはじめとした多くの言語が含まれます。 ポーランド語 ブルガリア語 ウクライナ語 セルビア・クロアチア語 チェコ語 ベラルーシ語 スロバキア語 スロベニア語 マケドニア語 スラヴ語派は3つの語群に分割できます。ロシア語はベラルーシ語やウクライナ語と同じ東スラヴ語群に属します。 ロシア語の起源 現代ロシア語の始祖である古ロシア語の歴史は、キリスト教への改宗後の10世紀末にさかのぼります。 元々、古ロシア語は「古代教会スラヴ語」または「大ブルガリア語」とも呼ばれた教会スラヴ語でした。他の言語と同様、ロシア語も話し言葉と書面では違いがあり、言語が進化するにつれ、多くの音韻や語形が省略されました。 スラヴ語は17世紀末までロシアの文学形式でした。古代スラヴ語から現在のロシア語に変わったのは、ピョートル1世の時代でした。当時、新しい技術、科学、文化、政治の概念が生まれたため、新しい文語が必要となったためです。もちろん、現在のロシア語と古代スラヴ語の間には多くの共通点がありますが、自国語や他の西欧言語も採り入れられています。 ロシア文学隆盛の時代 他の西欧文化と対照的に、ロシア文学が確立されたのは19世紀になってからです。19世紀の時ですら、書物は宗教冊子くらいでした。ロシア最古の書物は『ノヴゴロド写本』であると考えられています。 1992年に、ロシアの偉大な指揮者であるイリヤ・ムーシンは次のように語りました。 ロシアではヒューマニズム、革命、ルネッサンスの歴史をたどることは不可能だ これはタタールの軛(くびき)と呼ばれるモンゴル(タタール)人によるロシア支配により、他の欧州諸国に流通していた王侯や騎士といった概念がロシアでは禁じられていたせいです。 ロシア文学の起源 文学が許可されるようになったのは、18世紀にピョートル1世が即位してからでした。ピョートル1世はロシア文化の発展に大きく貢献しました。 特に、18世紀には詩が繁栄しました。ガヴリーラ・デルジャーヴィンはロシア古典主義の代表的な詩人のひとりです。その他アンティオコス・カンテミール、ヴァシリー・トレジャコフスキー、ミハイル・ロモノーソフなどが18世紀初頭のロシア文学の第一波を形成しました。 ロシア語の小説の誕生 フランスのアベ・プレヴォの作品をはじめとする西欧諸国の小説がロシア語に翻訳されるようになると、ロシア国内で娯楽のための読書に価値はないとする保守派と急進派の間で論争が起こりました。 19世紀には、ロマン主義の台頭と共にロシアに才能のある作家が登場しました。 19世紀はまさにロシア文学黄金時代でした。この時代には下記の作家が活躍しました。 フョードル・ドストエフスキー(彼の作品は難解なので、最初に読む作品としては『白痴』をおすすめします) アレクサンドル・プーシキン ニコライ・ゴーゴリ レフ・トルストイ(彼の作品はロシア語の授業でよく題材にされます) しかしロシア文学はロマン主義だけでなく、レオニド・アンドレーエフ、アンナ・アフマートヴァ、イヴァン・ブーニンの著作のように象徴主義や未来派の作品も誕生しました。 スターリンが権力の座につくと、多くの作家が亡命したため文学作品は減少し、ロシア文壇は衰退しました。しかし、20世紀後半の再生期には、アレクサンドラ・マリーニナ、ダリア・ドンツォワ、ウラジミール・ソローキンなどの作家がロシア文学の復旧に尽力しています。 ロシア文学史において重要な作家 ロシア文学を短期間で集中的に学習したい方には、下記の作家の作品から読み始めることをおすすめします。 イワン・ツルゲーネフ:彼の作品は哲学的な議題や横筋に逸れることなく読みやすいのが特徴です。手始めに世代間の相克を描いた『初恋』や『父と子』を読むことをおすすめします レフ・トルストイ:出版後100年以上たった今でも、彼の作品『アンナ・カレーニナ』は多くの人に読まれています。この名作は映画、舞踏会、ドレス、劇の題材となっていますが、その輝かしい名声にもかかわらず、この作品は失意の若い女性の精神的探究がテーマです アントン・チェーホフ:彼の作品は主に現代の出来事を扱っているため、ロシア文学の入門書として最適です。貴族の家に生まれながら、自身も一労働者として肉体労働に従事する生活を選んだ若者を主人公とした第一人称の小説である『わが生活』をおすすめします ナジェジダ・ドウロヴァ:日本ではほとんど知られていませんが、回想録『皇帝の騎士』で、彼女は軍隊と旅における自分のキャリアを回想しています。とても読みやすく面白い内容です アンドレイ・クルコフ:彼はウクライナ人ですがロシア語で執筆活動をしています。『ペンギンの憂鬱』は悪徳ビジネスマンと戦争生存者との間の不条理な話と事前に書かれる死亡記事についての物語です。クルコフはブラックユーモアで旧ソビエト連邦の不条理を風刺しています 「ロシア語レッスン」をクリックすると、ロシア語の学習に最適な本を教えてくれるロシア語講師を検索できます。 シベリア、イルクーツク、ネヴァ川のクルーズなどロシア旅行には ビザが必要です。 日本からの観光ビザの有効期間は30日で、料金は11営業日以上前だと無料です。短期のビジネス交渉、博覧会、オークションへの参加、治療や医療調査目的での入国の場合、外国人旅行者受け入れ確認書の旅行の目的欄にこれらの目的を記入すれば、上記イベントに必要な日数分のビザが発行されます。 ロシアビザの取得方法 ロシア訪問の期間や目的にかかわらず、ロシアへの入国にはビザの申請が必要です。観光ビザの連続滞在期間は30日までで、通常の旅行では十分な期間です。ビザを受け取るには、いくつかの手続きが必要です ビザ申請書への記入:在日ロシア領事部では、査証発給の際、すべて電子査証申請書(EVA)にて受付けることとなりました。申請書は、ロシア外務省領事局の専用サイトhttps://visa.kdmid.ruから取得して、ロシア語または英語で入力および印刷します。この際、コピーを数枚とっておくことをおすすめします パスポート用写真(4.5 […]

2019-07-30 ∙ 2 分で読むことが出来ます