クリスマスといえば、ツリーにケーキにサンタクロース。ところが世界に目を向けると、サウナで身を清めたりローラースケートで教会へ向かったりと、驚くような過ごし方がたくさんあります。日本の「クリスマスにはチキン」も、海外から見ればユニークな伝統の1つです。
世界の伝統をめぐる全12問のクリスマスクイズで、あなたの雑学力を気軽に試してみてくださいね!
クイズ
クイズ :クリスマスクイズで振り返るクリスマスの起源
クリスマスとは、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の祝祭です。クイズに登場した各国の伝統も、元をたどると古い冬の祭りや教会の歴史につながっています。
ルーツ:冬至のお祭り

キリスト教が広まる前から、ヨーロッパでは日が最も短くなる冬至の頃に祭りが開かれていました。
古代ローマでは、12月17日から農耕の神サトゥルヌスをたたえる「サトゥルナリア祭」が行われ、のちに7日間まで延びています。
期間中は仕事を休み、宴を囲みながら、ろうそくなどのささやかな贈り物を交換しました。
一方、北ヨーロッパのゲルマン系の人々は、冬至の祭り「ユール」を祝っていました。大きな薪を家に運び込んで燃やす「ユール・ログ」も、この祭りにまつわる習慣です。北欧の言葉では、今もクリスマスそのものを「ユール」に近い言葉で呼んでいます。贈り物や常緑樹の飾り、明かりを灯す習慣には、こうした冬の祭りの影響があるといわれています。
12月25日:聖書に書かれていない
意外なことに、聖書にはイエスが生まれた日付は書かれていません。12月25日をキリストの誕生日とする最古級の記録は、ローマの暦に残る336年のものです。冬至の祭りと時期が重なったこともあり、各地の習慣がクリスマスに溶け込んでいったと考えられています。
1223年には、アッシジの聖フランシスコがイタリアのグレッチオの洞窟に、飼い葉おけと牛やロバを用意しました。イエス誕生の場面を再現したこの出来事は、バチカンの公式ニュースでも降誕の場面を飾る伝統の原点として紹介されています。今も教会や家庭で飾られる人形のセットは、ここから広まりました。
サンタクロースのルーツをクリスマスクイズで深掘り
クイズにはシンタークラースやラ・ベファーナなど、国ごとに違うプレゼントの運び手が登場しました。私たちがよく知るサンタクロースも、長い時間をかけて今の姿になっています。
モデルは4世紀の聖ニコラウス

サンタクロースのモデルは、4世紀に現在のトルコ南部にあった町ミラで司教を務めた聖ニコラウスです。
貧しい人々や子どもたちを助けた人物として、ヨーロッパ各地で慕われてきました。オランダの「シンタークラース」も、この聖人に由来する呼び名です。
17世紀以降、オランダ系の移民がニューヨークへ移り住むと、聖ニコラウスの伝承はアメリカでも親しまれるようになりました。1823年に新聞に載った詩「クリスマスの前の晩」では、トナカイのそりで夜空を駆け、煙突から贈り物を届ける陽気な姿が描かれます。この詩が、ふっくらとして明るい現代のサンタ像の土台になりました。
赤い服のイメージは19世紀から
サンタクロースといえば、赤い服に白いひげの姿を思い浮かべる人が多いでしょう。こうした姿が定着したのは19世紀のことで、アメリカの風刺画家トマス・ナストが描いた挿絵が大きく影響しました。1881年にナストが描いたサンタは、すでにふっくらとした体に赤い服をまとっています。
「サンタの赤い服は、1930年代の飲料メーカーの広告で生まれた」という説がよく聞かれます。
ただし赤い服のサンタは、19世紀の挿絵や広告にすでに登場していました。広告はイメージを広める役割を果たしましたが、赤い服の生みの親ではありません。
国によって、プレゼントを届ける人物や日付は様々です。主な例をまとめました。
| 国 | プレゼントを届ける人 | やってくる日 |
|---|---|---|
| アメリカ・日本など | サンタクロース | 12月24日の夜 |
| オランダ | シンタークラース | 12月5日の夜 |
| フィンランド | ヨウルプッキ | 12月24日 |
| イタリア | ラ・ベファーナ | 1月5日の夜 |
| ロシア | ジェド・マロース | 新年 |
日本のクリスマスの歩み
日本では、クリスマスは宗教行事というより、家族や友人と楽しむ冬のイベントとして根づいてきました。始まりから現在の定番メニューまでを見ていきましょう。
始まりは1552年の山口

山口県の観光情報サイトによると、日本で初めてクリスマスが祝われたのは1552年の山口です。
西暦では12月24日にあたる日に、降誕祭が祝われたと記録されています。
この歴史にちなみ、山口市は「12月、山口市はクリスマス市になる。」を合言葉に、毎年12月に街中でイベントを開いています。
その後は江戸幕府がキリスト教を禁じたため、クリスマスが表立って祝われることはなくなりました。再び広まったのは明治時代に入ってからで、明治から大正にかけて、家族で楽しむ年末の行事として定着していきます。キリスト教の信者は今も人口の2%に届きませんが、クリスマスは宗教を問わず多くの人が楽しむ行事になりました。
ケーキとチキンが定番になった理由
日本のクリスマスに欠かせないのが、イブに家族で囲むクリスマスケーキです。イチゴと生クリームのショートケーキは日本で親しまれてきた洋菓子で、赤と白の色合いがクリスマスの雰囲気によく合います。ドイツのシュトーレンやイタリアのパネットーネのように日持ちのする焼き菓子を楽しむ国もあり、クリスマスのお菓子は国によってかなり違います。
フライドチキンの習慣は、1974年に始まったファストフード店のキャンペーンがきっかけです。七面鳥が手に入りにくい日本で、手軽なチキンが「クリスマスのごちそう」として受け入れられました。今では何週間も前から予約する家庭があるほど、日本ならではの冬の風物詩になっています。
クリスマスクイズをもっと楽しむコツ
クリスマスクイズは、1人で解くより誰かと一緒に解くと盛り上がります。ここでは、クイズをきっかけに楽しみを広げる方法を紹介します。
パーティーで出題し合う

クリスマス会や家族の食卓で、1問ずつ読み上げて答え合わせをしてみてください。
チームに分かれて点数を競えば、大人も子どもも同じ土俵で勝負できます。
正解した人に解説を読んでもらうルールにすると、知識が自然と全員に共有されるはずです。
気になった国を地図で調べる
クイズで初めて知った国があれば、地図を開いて場所を確かめてみましょう。フィンランドやグリーンランドのように寒い国と、フィリピンやガーナのように暑い国では、同じクリスマスでも過ごし方がまるで違います。料理や飾りを調べて1つ真似してみると、今年のクリスマスが少し特別なものになるでしょう。
英語でクリスマスを味わう
クリスマスは、英語に触れるきっかけにもぴったりの季節です。英語のクリスマスソングを歌詞を見ながら聴いたり、海外のクリスマス映画を字幕で楽しんだりすると、季節の表現が自然と耳に残ります。もう一歩進みたい人は、英語を上達させる方法を参考に、毎日少しずつ英語に触れる習慣を作ってみてください。
英語圏では、相手が何の祝日を祝うか分からないとき「Happy Holidays」を使う人も多くいます。親しい相手なら「Merry Christmas」に一言添えるだけで、気持ちの伝わるカードになります。
まとめ
世界のクリスマスは、サウナで過ごすイブからローラースケートで向かうミサまで、驚くほど多彩です。その根っこには冬至の祭りや聖人の伝承があり、日本のケーキやチキンもまた独自に育った伝統の1つといえます。クイズで気になった国の習慣を調べたり、家族や友達と出題し合ったりして、今年のクリスマスをいつもより少し深く楽しんでみてくださいね!
AIで要約











