ギターの歴史や仕組みをどこまで説明できますか?毎日弾いている人でも、力木の役割やスキャロップド指板の意味となると、つい答えに詰まってしまいます。しかし、これは当然のことでしょう。演奏の腕前と楽器を語る知識は、まったく別のスキルなのですから。

とはいえ、成り立ちを知れば知るほど、いつもの音は違って聴こえてくるから不思議ですね。リュートの時代からエレキの誕生、名手たちの逸話まで、あなたのギター知識をサクッと確認してみませんか?

クイズ

クイズ :
ギター:この楽器についてどのくらい知っていますか?
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Q1- 現代のギターの祖先とされる楽器はどれですか?
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Q2- 「エレキギターの父」と呼ばれる人物は誰ですか?
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Q3- ストラトキャスターやテレキャスターなど、象徴的なモデルを生んだアメリカのブランドはどれですか?
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Q4- 「キング・オブ・ブルース」と呼ばれたギタリストは誰でしょうか?
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Q5- マグネティックピックアップを載せた世界初の量産型エレキギターを世に送り出した人物は誰ですか?
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Q6- 伝統的なクラシックギターの弦には、何が使われてきたでしょうか?
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Q7- 品質の高いギターで、ネックによく使われる木材はどれですか?
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Q8- セミアコースティックギターは、何を狙って生まれたでしょうか?
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Q9- スライド奏法とは、どのような弾き方でしょうか?
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Q10- クラシックギターの表板の裏に貼られた「力木(ブレーシング)」の主な役割は何ですか?
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Q11- 「スキャロップド指板」とは、どのような加工を指すでしょうか。
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Q12- アメリカでエレキギターの量産が本格化したのは、どの年代ですか?
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Q13- 1960年代、エレキギターをカウンターカルチャーの象徴に押し上げた音楽の潮流はどれでしょうか?
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Q14- 12弦ギターは、普通のギターとどこが違うのですか?
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さぁ行こう

歴史をたどると、ギターの音の理由が見えてくる

今の形にたどり着くまでに、ギターは何度も姿を変えてきました。祖先とされる楽器から、エレキギターの誕生までを駆け足で追いかけます。

16世紀

ビウエラの流行

平らな胴を持つ撥弦楽器がスペインで広まり、ギターの原型となりました。

1850年代以降

クラシックギターの確立

製作家トーレスがボディの寸法と力木の配置を定め、現在の形をまとめ上げました。

1930年代

ピックアップの製品化

弦の振動を電気信号に変える仕組みが実用化され、音量の制約が解けました。

1950年代

ソリッドボディの量産化

空洞のないボディが広く普及し、大音量でも安定して鳴らせるようになりました。

1960年代

音響実験の時代

歪みやフィードバックを表現として使う演奏が広がり、音の常識が覆りました。

1970年代以降

奏法と機材の多様化

ジャンルごとに専用の機材と技術が枝分かれし、選択肢が一気に増えました。

リュートから現代の形が生まれるまで

クイズの1問目に登場したリュートは、中世からルネサンス期のヨーロッパで親しまれた撥弦楽器です。洋ナシを半分に割ったような胴に複数の弦を張り、宮廷でも酒場でも鳴らされていました。ただし裏板がふっくらと丸いため、抱えて弾くには少々扱いにくい楽器でもあります。

15世紀末からスペインで愛されたビウエラは、平らな胴を持っていました。この平面的な形こそ、のちのギターの土台になったものです。決定打を放ったのは19世紀の製作家アントニオ・デ・トーレスで、ボディの寸法と内部構造を整理し、現在のクラシックギターの原型をまとめ上げました。

つまり、今の形は誰か一人の発明ではありません。数百年かけて改良が積み重なった結果が、私たちの手元にある1本なのです。

エレキギターが音楽の地図を書き換えた

エレキギターの量産が始まってから経った年数
76年

1950年〜2026年

転機は1930年代に訪れます。弦の振動を磁石とコイルで電気信号に変えるピックアップが製品化され、音量の壁があっけなく消えました。バンドの中で伴奏に埋もれていたギターが、ようやく前に出られるようになったわけです。

1950年代に入ると、空洞を持たないソリッドボディの量産が本格化します。ハウリングに悩まされず大音量を出せる構造が、ロックという音楽そのものを成立させました。続く1960年代には歪みやフィードバックが表現の道具となり、かつて雑音と嫌われた音まで作品の一部へ変わっていきます。

3種類のギター比較|最初の1本はどう選ぶ?

クラシック、アコースティック、エレキでは、弾き心地も必要な道具も違います。迷ったときに見ておきたい点を整理しました。

比較項目クラシックギターアコースティックギターエレキギター
弦の素材ナイロンスチールスチール(細め)
押さえやすさ柔らかく指に優しい張りが強く慣れが必要弦高が低く押さえやすい
ナット幅の目安52ミリ前後で広め43ミリ前後42〜43ミリ前後で薄め
必要な機材本体のみ本体のみアンプとシールドが必要
生音の大きさ中くらい大きい小さい
主なジャンルクラシック・ボサノバ弾き語り・フォークロック・ポップス

弦の硬さが、続けやすさを左右する

ナイロン弦を張るクラシックギターは、押さえる力が少なくて済みます。指先への負担が軽く、小さなお子さんでも扱いやすい楽器です。反対にスチール弦のアコースティックギターは張りが強く、慣れるまで指がしっかり痛みます。

エレキギターは弦が細く、弦と指板の距離も近く設計されています。押さえやすさという一点なら、一番親切な相棒でしょう。ただしネックの幅は狭いので、指が太い方は逆に窮屈さを感じることもあります。

指先の痛みは、数週間ほど弾き続けるうちに和らぐケースがほとんどです。挫折はこの時期に集中しますから、最初の1か月をどう乗り切るかが分かれ道になります。

music_note
指が痛くて続かないときの対処法

30分をまとめて弾くより、10分を3回に分ける方が指先は回復します。弦を1段階細いゲージに替える、弦高を下げてもらうといった調整も効果的です。

音を出す環境も判断材料になる

アコースティックギターとクラシックギターは、ケースから出した瞬間に音が鳴ります。思い立ったときにすぐ弾ける手軽さは、練習量に直結する大きな武器です。

一方のエレキギターは、アンプとシールドが揃って初めて本来の音になります。準備の手間はかかるものの、生音が小さいという特徴が集合住宅では有利に働くでしょう。ヘッドホンをつなげば、深夜でも家族に気兼ねなく弾けます。

弾きたい曲から逆算するのが、一番後悔の少ない選び方です。憧れの音がそこにあるなら、多少弾きにくくてもその1本を選んだ方が長続きします。

音色の要素|木材&内部の構造

同じ形に見えるギターでも、音がまるで違う理由は中身にあります。クイズに出た力木と指板の話を、もう少し掘り下げてみましょう。

響きを組み立てる「表板」と「力木」

弦だけを張って鳴らしても、音はほとんど聞こえません。弦の振動をブリッジが表板へ伝え、板全体が空気を震わせることで、初めて楽器の音になります。

表板にはスプルースやシダーといった、軽くてよく振動する木材が選ばれます。その裏側に貼られた細い棒が力木で、板の強度を保ちながら振動を全体へ配る役目を担います。クラシックギターは扇状、スチール弦のギターはX字状と、配置の思想がまるで違う点も面白いところです。

アントニオ・デ・トーレス
生没年

1817年に生まれ、1892年に没しました。

国・出身

スペイン南部アルメリア近郊ラ・カニャーダの生まれです。

専門・功績

ボディの寸法と扇状力木を体系化し、現代のクラシックギターを定義しました。

代表作

1856年製作の「ラ・レオナ」が広く知られています。

弾き心地を決める「ネック」と「指板」

ネックには、反りにくく振動をよく伝える木材が求められます。マホガニーやスパニッシュ・シダー(セドロ)が定番となったのは、その条件を高い水準で満たすからです。名前は似ていても、表板に使う杉系のシダーとは別の木で、性質はむしろマホガニーに近い材といえます。

指板にはローズウッドやエボニー、メイプルなどが使われ、それぞれ音の輪郭や手触りが変わります。エレキギターとアコースティックギターでは表面がゆるやかに丸められており、平らに近いほどチョーキングが安定し、丸いほどコードを押さえる手が楽になるという関係があります(クラシックギターの指板は、平らなものが主流です)。試奏のときは音だけでなく、左手が触れる部分の感触もぜひ確かめてください。

上達を早めるのは、才能ではなく習慣

弾ける人と続かない人を分けるのは、指の器用さではありません。日々の積み方にこそ差が出ます。

最初の関門はコードチェンジ

アコースティックギターの指板を押さえる左手
弦を押さえる指先の感覚が、弾き心地の印象を決めます。Photo by Priscilla Du Preez

Fコードで手が止まる話は、多くの人が経験したことがあるでしょう。けれど本当の壁は、押さえること自体ではなく、次のコードへ移る速さにあります。

練習では、曲を通して弾こうとしないでください。詰まる2つのコードだけを取り出し、ゆっくり往復する方がはるかに近道です。

テンポを落として正確に動かすうちに、指は形を覚えていきます。速さはその後から自然についてくるものです。

自己流で行き詰まったときは、ギターの個人レッスンで癖を見てもらうと解決が早まります。手首の角度ひとつで、あれほど鳴らなかった音が鳴り出すことも珍しくありません。

耳が育つと音楽の見え方が変わる

好きな曲を聴きながら、コードを当てにいく習慣をつけてみましょう。最初はまったく当たらなくて構いません。当てようとする姿勢そのものが、耳を訓練してくれます。

慣れてくると、「曲の中でギターが何をしているのか」が聞き分けられるようになります。譜面に頼らず、聴いた音をそのまま指に落とせる状態は、演奏の自由度をぐっと押し広げてくれるでしょう。

AIで要約

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Masashi

Masashi

学ぶことの楽しさを伝えるWebライター。私自身も現在、英会話とパーソナルジムに通って自分磨きの真っ最中です。ときどき料理教室に行くことも。「新しいことを始める不安」も「できた時の喜び」も知っている身として、皆さんの学びの第一歩を応援する情報をお届けします。