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「誰かに知られたくない何かがあるなら、そもそもそれをするべきではないだろう」。
–エリック・シュミット
GoogleのCEOのこの言葉は、自分のデータに誰もアクセスしてほしくない人は全員犯罪者であるかのようにも聞こえますが、インターネット上に個人に関わる事項を開示することに注意を払う必要があることを強調しています。
この場合の「犯罪者」は、データベースに侵入し、ネットサーフィンをユーザーの趣味に合った製品の特定のページ(特にカスタマイズされた広告)へと導くアドウェア、スパイウエア、ロボット、およびCookieによる習慣の研究を防止する取り組みを言います。
- 最新の芝刈り機をどうしても手に入れたいという内容のメッセージをGmailで友人に送信すると、不思議なことに、ネットサーフィンをしていると検索エンジンに何か入力する前に、芝刈り機の広告がそこかしこに現れます。
- 外国にいて音信不通の友人から電子メールを受け取り、お金を送金してほしいと言ってきた、などといったことはありませんでしたか?
- 送金が、あなたの名義で、自分の許可なく行われた、などということはありませんでしたか?
- インターネット上で誰かがあなたになりすましているのが分かったことはありませんか?
- Facebookで何かを投稿したことで解雇された人の話を聞いたことはありませんか?
- 小児性愛者がチャットルーム、IM、フォーラムに潜んでいると聞いたことはありませんか?
このような不快な状況はすべて、デジタル世界でプライベートの生活を守ることの重要性を強調しています。
コンテストへの参加、リワードカードの申し込み、オンラインフォームの記入、ソーシャルメディアへの投稿など、個人データをさまざまな組織に送信することがよくあります。データ保護法のおかげで、ユーザーには一定の権利があり、少なくともほとんどの場合、自分自身の権利を主張する必要があります。
以下、データ保護に関してお話します。
個人データを保護する理由
手遅れになると、忘れられる権利がしばしば問題になります。個人データの損失または拡散は、たとえそれが開示の時点では自発的に行われたことであったとしても、涙で終わることもよくあります。
次に、投稿を行い、何かのフォームに記入する内容に注意を払う必要がある理由をいくつか挙げます。これは、初心者のコンピュータークラスや上級者向けのITコースで必ず取り上げられるものです。
1. 自身の職業上の評判
インターネットプロバイダーに最初にサインアップしたときはよく考えないことでしょうが、インターネットサーフィンは驚くべき結果をもたらす可能性があります。
インターネットはその匿名性のおかげで称賛もされ、病的なところもあるものですが、サイトの中にはユーザーのデータの一部を公開し、不完全で、しばしば間違っていて、実際と違う自分自身のイメージを投影しているものもあります。

ソーシャルメディアは間違いなく流行しており、自分の考えや行動に関する情報を漏らし、これがデータの不正使用(完全に合法であることが多い)につながることがよくあります。
これは、ゲームでまんまと罠にはまりにいくようなものです。人生のすべてを公にして生活することは、商業サイトがそのデータを使用してものを売りつけたり奨励するだけでなく、特定の役職に就くことが妨げられたり、職を失うことさえあります。
たとえば、あなたは警察官になることを希望していたとしましょう。ちょうど警察のFacebookの投稿を見て、募集していることを知りました。募集担当者はあなたのFacebook、Instagram、Twitterのアカウントを覗き見るかもしれません。警察の道徳的価値を常に支持しているとは限らないことを示す過激なパーティーの写真があると、申込書に対してDeleteキーが押されることになりかねません。
ヘッドハンターは、潜在的な候補者に連絡する前に、シークレットリサーチをよく行います。
Facebook上にかぶる名前があったとしても、直近の冒険の細部までFacebookに投稿していたのなら、ウェブで匿名のままでいることは容易ではありません。
2. 自分の名誉を守る
機密性の高い情報、さらには親密な情報を漏らすことにより、耐え難いことになる恐れもあります。そしてゲイのカミングアウト、ネット上の炎上、二重・三重生活が友人、親戚や上司に知られるところにもなりかねません。
親しい友人とは特定の体験を共有してもいいでしょうが、すべての行いをGoogle検索で見つられるようにする必要はありません。あなたの人生は、公文書として文書化する必要はないのですよ!
周りの人の心象を傷つけたり、傷つく内容や過度に親しい間柄が報道で取り上げられたりすると、ダメージは計り知れません。被害者の中にはうつ病を発症したり、自殺願望に駆られたりする人もいます。
実際のテレビと同じ心理的な予防措置を講じる必要があるでしょう。テレビの悪徳がTwitterやSnapchatに伝播しているのです。
サイバー犯罪の一種のランサムウエアなどの極端なケースも増えてきています。マルウエアプログラムは、コンピューター上のデータへのアクセス制限をかけ、金銭を支払う代わりにアクセスを回復することを約束します。
3.物理的な安全を確保する
物理的な安全さえ危険にさらされる恐れもあります - たとえば、銀行口座がハッキングされた場合、物理的な資金源も攻撃にさらされかねません。
健康も同じ様に危険にさらされています。詐欺の事例は後を絶たず、出会い系サイトで少しいちゃついた後で家族と顔を合わせと、苦虫を噛み潰したような心境になることでしょう。荒らしやネットいじめはあなたの自尊心を傷つけ、うつ病を引き起こす可能性もあります。

そして最後に、強盗もインターネットを利用しています。GoogleマップやGoogle Earthのウェブトローリングによって潜在的な被害者に関する情報を収集し、次のターゲットを下調べするのに利用しているかもしれません。あるユーザーは窓が壊れたことに言及し、また他のユーザーはこれから旅行に行くと宣言し、監視カメラで捉えられた鹿の写真を投稿する人もいるでしょう(それにより、監視カメラはどこに隠されているのかがわかります)。
プログラミングコースは、投稿内容やプライバシー保護に役立つプログラムを見極めるのに役立ちます。
私生活をプライベートに保つためのインターネット上の安全性
スパイウエアとの闘い
IPアドレスがおびただしい量のデジタルフットプリントを残している場合、インターネット上で真に匿名でいることは事実上不可能で、データを売買する企業やポップアップボットが手に入れることになりかねません。
これらの小さなアドウエアプログラムはインターセプトすることもできます。アドウエアプログラムは、ブラウザーの履歴を利用するだけでなく、ブラウザーの速度を低下させてしまいます。さらに、Adblockerを使用すると匿名のままでいることができ、コンピューターのセキュリティが強化されます。
この点で、Adclobker Ghosteryは特に興味深いものです。Mozilla Firefoxで特にうまく動作し、ブロックしたポップアップの詳しい説明も提供してくれます。
GNU/Linuxユーザーに愛されているDuckDuckGoをインターネット検索に使用すると、データの機密性と匿名サーフィンが保証されます。
マルウエアとそれに対してできること。
eMuleやBitorrentなどのP2Pネットワークに接続されたTorrent(BitTorrent)をダウンロードした場合(もちろん、完全に無害で法的な目的のために)、著作権侵害のリスクを抑制するためにIPアドレスを暗号化して循環させることをお勧めします。
OS Xを実行している場合でも、IPのマスキングは必須です。
覚えておいてください。インターネットへ接続すると、ハッカーが侵入する扉を開くことになります!
適切な安全対策には、優れたファイアウォールと最新のウイルス対策ソフトウエア(フリーウエアであっても)をインストールすることが含まれます。
インターネットブラウザーに関する問題
匿名サーフィンは、お使いのウェブブラウザーで許可されている場合にのみ可能です。ウェブブラウザーは、いくつかの予防策を講じることを妨げることはないはずです。
疑念を持たない被害者などからログインデータやアドレスを収集するために国税庁や電力会社に偽装した偽サイトがあるため、URLバーに適切なhttpプロトコル(詳細についてはコンピューターコースを受講すると役立ちます)と正しいアドレスが表示されていることを確認してください。

信頼できる特定のサイトからのCookieを受け入れてもよいのですが、ブラウザーの速度が低下し、Cookieをトロールして第三者にIPアドレスを販売するボットも存在します。暗号化されたパスワードでも同じことが言えます。ウェブに保存されているものはすべて、モラルに疑問符がつく人によってハッキングされる恐れがあります。
データをオンラインで保護するために採用および中断する習慣
アクセスデータを暗号化する
そのとおりです。IP、ISPインターフェイス、プロキシ、ユーザーセッション、クライアントアカウントなど、できる限りすべてを暗号化してください。
ウイルス対策アドオンだろうとFirefoxアドオンだろうと、情報および利用するシステムを常に最新の状態に保つようにしてください。

どこでも同じパスワードを使用するのではなく、定期的に変更してください。文字、数字、および特別な記号(&や感嘆符など)が最小数含まれていることを確認してください。
二重認証は、クラウドなどで一時的なパスワードを追加することにより、個人の保護を強化します。
ネットサーフィンをするときの注意
犯罪者は緩いセキュリティの穴を見つけます。
匿名のメールや、知り合いではあるけれども疑わしいコンテンツ(金銭を要求している)が含まれるメールには絶対に返信しないでください。
同じように、あるウェブサイトがメールアドレスを要求してきたときはメールアドレスを漏らさないでください。さもなければ、受信トレイがスパムメールであふれかえってしまいます。
法的結果に注意する
言論の自由も大切ですが、欧州と英国の法律には、名誉棄損などの特定の意見を表明したことに係る犯罪に対する規定があります。これにより、警察官募集に対して申請書が通るチャンスが台無しになるだけでなく、禁錮刑や、市民の自由の束縛につながる恐れもあります。
「インターネットは決して忘れません」 – 書いたものはすべて保存されるので、書くことにも注意してください。機微情報や機密情報の漏洩を防止し、どんなに怒っていても、上司や隣人の告げ口しないでください。
ファイルをバックアップする
クラウドにアップロードまたは保存されていないデータが永久に消えないようにするには、ハッキングされたりハードドライブがクラッシュする場合に備えて、定期的なバックアップ(たとえば、外部ハードドライブへ)を行うことが不可欠です。
個人的なサーフィン
地元のパブの無料のWi-Fiは重宝しますが、機密性はほとんど失われてしまいます。
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用すると、解読が困難になるため、データセキュリティが向上します。これはTorシステムにも同じことが当てはまります。
要は、警戒を怠らないことです!
ウェブセキュリティとコンピューターの安全性に関するガイドについては、他の関連ブログをご覧ください。
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