経済学の研究をしている人も、興味があるだけの人も、経済学に関する知識を身につけたいと思うなら、最もよく知られている経済学のコンセプトとキーワードを頭に入れておくと良いでしょう。

理由:

  • 需要と供給計量経済学金融政策に至るまで、重要な経済用語を知っていると、その分野についてもっと理解するのに役立ちます。
  • 経済学に関して話をするとき、より大きな自信が持てるようになるでしょう。
  • キーワードを学ぶことは経済学をより広く研究するための素晴らしい方法になるでしょう。また、経済分析のスキルを伸ばすのに役立つでしょう。

経済学のキーワード

以下は、経済学の分野でよく用いられる25の入門用語で、経済学の学習中によく使用するものです。これらのキーワードは、たとえカリキュラムの中で扱っているものでなくても、経済学をより広く学ぶ際によく用いられるものです。たとえば、ブログの投稿、経済ニュースの記事や経済情報のポッドキャストでも頻繁に用いられています。

1.     弱気相場

弱気市場(bear market)の原理は難しくありません。基本的に、弱気市場は株式市場のパフォーマンスに対してネガティブなまたは悲観的な見方をしていることを表します。そのような市場では、価格が下落し続ける下落スパイラルに陥ることがよくあります。

弱気市場の結果、株式の売却が加速する傾向があります。さらに、投資家は含み損を予想し、より大きな損失を実際に被る可能性があります。

2.     強気市場

強気市場(bull market)は、弱気市場と比較して、株式市場のパフォーマンスに関してはるかにポジティブな見方をしていることを表します。強気市場では、株価は実際に上昇しているか、または上昇すると予想されます。

強気市場は経済学のキーワードの1つです。(ソース:CC-BY 2.0, Marcy Hargan, Flickr)

3.     景気循環

景気循環(business cycle)は、ある期間にわたる経済の全体的な拡張(拡大)と、それに続く収縮(後退)を指します。

そのため、景気循環はマクロ経済学のより広義の分野の一部になります。マクロ経済学の定義については、下記をご覧ください。

4.     比較優位

比較優位(comparative advantage)は経済学者のデヴィッド・リカード(David Ricardo)が提唱したコンセプトを説明する用語です。比較優位とは、ある者が他の者と比べて低い機会費用で商品やサービスを生産する能力があることを表す理論的概念です。機会費用の定義については、以下を参照してください。

5.     デフレーション

デフレーションまたはデフレ(Deflation)は、インフレの逆です。デフレは需要が減少するときに起こり、続いて値下げなどの結果を生み出します。

6.     分業

分業(division of labour)は、別々のグループまたは個人が各タスクを実行できるようにタスクを細分化するプロセスを表します。分業はしばしば生産工程と全体的な生産性に関連しています。

7.     需要の価格弾力性

需要の価格弾力性(elasticity of demand)は、商品またはサービスの価格が変化したときに、商品またはサービスの需要がどのように増減するかを表した概念です。一般的に、需要の価格弾力性の影響を受けやすい(需要の価格弾力性が大きい)商品(財)は、次のパターンを示すはずです。

  • 財のコストの増加は、需要の減少につながる一方、
  • 財のコストの減少は、需要の増加につながる。

8.     金融市場

金融市場(financial markets)は、金融資産が売買される市場またはマーケットプレイスを指します。金融市場の一般的な例は、証券取引所です。

9.     財政政策

財政政策(fiscal policy)とは、政府の支出、特に支出レベルが変化した場合に経済にどのような影響を及ぼすかを説明するものです。

10.  国内総生産

国内総生産(gross domestic product、GDP)は、国の経済のパフォーマンスと活動の尺度としてよく使用されます。通常、四半期ごとまたは年単位で計算します。

11.  成長率

成長率(growth rate)は成長の尺度であり、一定期間にどれだけ成長するかを表します。経済成長、国内総生産、または会社の年間成長率などの項目を記述するために使われます。

12.  金利

金利または利子(interest rate)は、借りている元本の金額に割合を適用して計算します。元本の一般的な例は、ローンやその他の形式の債務です。課される金利の額は通常年利で計算されます。

一般的な経済用語には、金利などの用語があります。(ソース:CC0 1.0, OpenClipart-Vectors, Pixabay)

 

13.  インフレーション

インフレとも略されるインフレーション(inflation)は、簡単に説明すると、インフレになると、商品やサービスに請求される価格が上昇することをいいます。経済がインフレになっていると、生活費が上昇する傾向があります。

14.  ケインズ経済学

経済学者のジョン・メイナード・ケインズ(John Maynard Keynes)が提唱したケインズ経済学(Keynesian economics)は、経済における支出と税による政府の関与が需要を高め、経済を不況から脱却させるのを助ける可能性がある、といったケインズの経済理論や信念を説明しています。

15.  需要法則

需要法則(law of demand)は、価格が上昇したときに顧客の購買習慣がどのように変化するかを見るものです。具体的には、他のすべての条件が一定であるとして、価格が上昇するにつれて、需要が小さくなるとこの理論は説明します。

16.  供給法則

供給法則(law of supply)では、他のすべての条件が一定であるとして、価格水準が上昇すると、商品の供給量が増加すると説明します。

17.  マクロ経済学

マクロ経済学(macroeconomics)では、総体的(つまり全体的)な経済活動の動きを研究します。マクロ経済学で扱う概念は次のとおりです。

  • インフレ
  • 経済における物価水準
  • 成長率

18.  限界効用

限界効用(marginal utility)とは、消費者が商品やサービスを消費することによってどれだけ満足するかを表します。経済学者は、消費者がどれだけの商品やサービスを購入すべきかを判断するために限界効用を用います。

19.  ミクロ経済学

マクロ経済学の反対はミクロ経済学(microeconomics)です。ミクロ経済学は、個人や企業が経済の中でどのように行動するのか、そしてその行動がどのように経済に影響を与えるのかに焦点を当てています。

20.  マネタリズム

マネタリズム(monetarism)は、経済の中の貨幣の数量が経済活動と成長の量の重要な要素であるという考えを重視する経済学の一派です。それはケインズ経済学と相対して存在する理論です。

経済学のキーワードは、しばしばお金や富を創造することを概念の中心に据えています。(ソース:CC BY 2.0, Images Money, Flickr)

21.  寡占

寡占(oligopoly)は、市場占有率の文脈で使用される用語です。寡占市場において、サプライヤーが1社しかない場合を独占といい、2社しかいない場合を複占といいます。寡占市場には2社以上のサプライヤーがおり、サプライヤー1社の行動が他のサプライヤーの行動に影響を与える可能性があります。

22.  機会費用

機会費用(opportunity cost)は、別の機会を選択するためにある機会を見逃した場合のコストです。機会費用の例としては、他の会社に投資するために、ある会社への投資を控えなければならない投資家が挙げられます。

23.  スタグフレーション

スタグフレーション(stagflation)は、ゆっくりとした経済成長を見せる中、インフレと高いレベルの失業者を出している経済を表します。スタグフレーションはインフレやデフレよりもあまり一般的ではありません

24.  見えざる手

見えざる手(invisible hand)は、哲学者アダム・スミスが提唱したアイデアで、個々人の私益追求の行動が結果的に社会全体の利益増進に役立つと説明します。見えざる手は自由市場の恩恵を擁護するために使用する論拠です。

25.  貿易障壁

貿易障壁(trade barriers)は、国際貿易を制限または規制する政府の方針や規制に関連した言葉です。たとえば、次のものがあります。

  • 関税
  • 貿易(輸入)割当
  • 禁輸

独自の経済学用語集を作成する

経済学を理解するのを難しくしているのは、この分野にはたくさんの用語があるためです。けれども、少し時間をとって上記で触れたような経済学の中核的なコンセプトを身につけられれば、次のことができるようになるでしょう。

  • 経済問題を議論するときに、もっと自信を持って話すことができるようになる。
  • どの理論や概念が、マクロ経済学やミクロ経済学など、経済学のどの分野に属しているかについてさらに理解を深められる。
  • これらの用語を試験論文で使用すれば、教授や講師にその用語を使いこなせることを強調することができる。

経済学の概念を理解するには時間がかかることがありますが、そのような重要な用語の理解を深めるための最善の策は、ゆっくりとしながらも一定のペースで新しい用語を学ぶようにすることです。

たとえば、週に1つから3つの新しい用語を学ぶことを目指してみても良いでしょう。これにより、学校の期末試験の時期には、上記のような用語とその意味に慣れて使いこなせるようになります。時間をかけて覚えれば、今後何年もその用語を覚えておけることでしょう。

もちろん、そのような用語をより早く、より集中的に学ぶ必要があったり、知りたかったりする人は、いつでも経済学の先生を雇って経済学のキーワードやコンセプトをおさらいできます。キーワードを学ぶことの他、先生から:

  • 経済用語に関する知識の地盤固めに演習を受けられます。
  • 復習中に役立つ学習テクニックを得られます。
  • 行動経済学のようなコンセプトやスタグフレーションなどの用語でつまずいている人でも、四苦八苦している分野はどこで、重要なコンセプトは何かをはっきりさせられます。
  • 最も苦労している分野で助けを得ることで、学校のカリキュラムを補完することができます。

たとえば、Superprofには経済学の先生が幅広くおり、希望する先生を選択できます。お住まいの地域の郵便番号を入力するだけで、Superprofが学習を快くサポートしてくれるオンライン上の先生や地元の先生をマッチングします。

経済学、科学についてもっと学びましょう。ノーベル経済学賞について調べてみましょう。

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Yuki

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