一般教科 言語 アート&趣味 音楽 ヘルス&フィットネス
共有

ピアノのスケールとハーモニーをマスターしよう

投稿者 Yuki、公開日 27/05/2019 Blog > 音楽 > ピアノ > ピアノ上達のヒント

ミュージシャンであれば誰でも、即興演奏に魅力を感じるものです。楽譜に縛られず自分を解放し、自由に創造性を発揮することができる。あるいは、自分の感情をピアノで表現できる。

そんなことができたら素敵ですよね?ピアノの習得を開始することも、一種の即興行為だと言えます。

ピアノの場合、最も重要なのは「どのように」即興するのかという点です。即興演奏はどうしたらできるようになるのでしょうか?

ピアノと即興演奏の習得には、トレーニングが必要です!

速くピアノを弾けるようになるコツもご紹介しています!

ピアノの即興演奏は音楽の心

即興演奏は、「論理」および「歴史」的なレベルで作曲よりも高い重要性を持ちます。

ピアノ、そしてもちろん音楽全般において、作曲家は即興演奏者なのです。百年以上にわたり発達してきたジャズ音楽から、音楽の本質は即興を楽しむことだというメッセージが伝わってきます。

しかし、即興演奏は「クラシック」音楽においても重要です。実は音楽の表記法が開発されたのは比較的最近で、中世の後半のことでした。

表記法が今のように洗練された形で存在しなかった昔は、作曲や演奏において即興が不可欠だったのです。

ピアノ演奏 演奏と作曲ーそれは即興とも言える。

しかし、クラシック音楽の表記法が標準化された今でも、私たちは即興音楽を嗜んでいます。バッハは有名な作曲家になる前は即興演奏家でした。

当時の作曲(一部)においては、通奏低音や音程のアノテーションテクニック、後のコード(和音)を通し、非常に自由な解釈がおこなわれました。 ピアノの即興演奏を理解したいなら、こういった重要な要素に慣れる必要があります。

ピアノ初心者へのアドバイスも読んでみてください。

ピアノの即興演奏を習うときの心構え

即興音楽は、あるテクニックを駆使し、音楽や関連用語に徹底的に精通した結果として生まれるものです。ハーモニー(和声)の基本に触れた後、このテーマについてお話ししますね。ハーモニーの基礎を知っていないと、即興演奏はできません。

しかし、その前に、即興音楽ではまずどのような心で臨むかが重要です。ピアノで即興するには、まず即興演奏に効果的な心構えを持つことが課題となります。

即興演奏では、自分を信頼することが大事です。即興では、常識的な方法やピアノレッスンを離れ、楽譜から目を離し、自分の感情を表現することになります。そのように表現される音楽は初心者のピアノレッスンよりも私的な面が強くなります。

ピアノで遊ぶ 思い切って即興演奏!

ピアノで即興演奏をしたいと思うなら、恐れず思い切って演奏することが最初のステップです。特に最初は、人からどう思われるかを気にしたり、冷やかしを恐れたりせずに、本能に従い、楽しんでリラックスし、自分自身で設けている限界を外しましょう。そうすれば、ピアノの先生も感動してくれるはず。

音楽を聞く

即興演奏をするには、音感を育てることが必須です。

これはどんな場合にも言えます。ピアノで即興演奏をしたいのは、音楽が好きで情熱を持っているからでしょう。ただし、音楽を聞けば聞くほど、即興演奏の可能性も広がります。というのは、即興では自然発生的に演奏するスキルが必要だからです。

インスピレーションは自分の中の感情からだけでなく、聞いたものからも得られます。

つまり、他のミュージシャンの奏でる音楽がインスピレーションとなり、即興演奏が生まれるということです。

即興は大きく言えば、意識的かどうかにかかわらず、聞いた音やそのパターン、流れを思い出すことなのです。

ハーモニー(和声)の基礎を知る

即興とは行き当たりばったりで音を出すことではありません。即興演奏は、自由と制約の間のバランスをとることなのです。

何かを創るには必ずこの側面が伴います。何もないところから創造は生まれません。インスピレーションをもらうだけ、あるいは、想像力のままにやりたいようにやるだけでは、オリジナルな絵画を制作することはできません。描く方法を知らなければ、大きな夢をかなえることはできないのです(実際にやってみればわかります)。

創造性のある作品を創る画家は、描き方のテクニックに精通しています。ピアノでも同じことが言えます。

ピアノ初心者にオススメの本をご紹介しています。

ピアノを一度も練習したことがなかったり、ハーモニーについて最低限の基礎しか知らなかったりする場合、即興演奏をしてもつまらない音楽しか生まれないことがあります。ピアノやハーモニーについてのクラスをすべて受講しなければならないというわけではなく、基礎を知っているだけで即興演奏に効果があるということを覚えておきましょう。ピアノの先生からサポートしてもらうこともできます。

ピアノで即興演奏を始めたばかりの時には、まず右手でメロディーを弾き、左手でコード(和音)を弾くことがゴールになります。

右手でメロディー、左手でコードという使い分けは、かなり厳しいルールです。上手くなればなるほど、このようなルールに束縛されずに弾けるようになります。

次の2つのポイントについて見ていきましょう。

  • (右手で)メロディーを作る方法
  • (左手で)メロディーに合わせてコードを弾く方法

ピアノでメロディーを作るための基本原則

ピアノでメロディーを作るのに魔法のレシピはありません。メロディーはルールなどの制約に縛られない、音楽の最も自由な要素です。(左手で)コードを扱う際には制約の影響がもっと大きくなります。

メロディーを作るにはインスピレーションがまず大切です。メロディーは2つのものから成ります。

ピアノの白黒写真 左手と右手が連動する。

  • その時あなたが内に持つもの、ムード、感情。メロディーは、最も強くアーティストの魂を表現するものです。
  • あなたが聞いた作曲家のメロディー。新しいものの創造は、何もないところからは生じません。他の音楽を注意深く聞いて育てた感性が、あなたの音楽に現れるのです(当然ピアノ以外の曲でもそうです)。

ピアノでメロディーを作るのに知らなければならないもの。それは、スケール(音階)だけです。

即興でメロディーを作るには、使うスケールの構造を理解し、弾き方を知らなければなりません。スケールは連続する7つの音の集まりで、半音(ミとファなど)または全音(ドとレなど)から成ります。Cメジャー(ハ長調)のスケールは、ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-(ド)。Eメジャー(ホ長調)のスケールは、ミ-ファ#-ソ#-ラ-シ-ド#-レ#-(ミ)になります。

全部で12のメジャースケールと12のマイナースケールがあります。スケールに含まれる音を使うことでメロディーに統一感が生まれます。Cメジャーで即興演奏をする場合、Cメジャーのスケールの音を使うことができます。 最初はCメジャーだけを使って即興をしてみるといいでしょう。

ルールは、必ず一定のスケール(7つの音の集まり)でメロディーを構成することです。もちろん、Cメジャー以外の音を使ってもいいのですが、最初のうちは使わないことをお勧めします。1つアドバイスするとすれば、メロディーは一般的に大幅に逸脱することがないのが普通です。例えば、ド-ソ-シ-ファ-シと弾いてみましょう。メロディーがきれいではありませんよね。一貫性がなく、上手くつながっていない印象を受けます。

メロディーでは、繰り返す音の間に34つ以上の中間音がある必要はありません。これらのルールは即興を始めたばかりの人には役に立ちますが、慣れてきたら縛られる必要はありません。音楽的制約から解き放たれ自分らしい演奏をするには、まずその制約を理解してから外す必要があるということです。

ピアノの調律方法についても読んでみてください。

左手でコード(和音)を弾くための基礎

右手でメロディーを弾くとき、左手でそれに合ったコードを弾きます。メロディーだけでは欠けている部分をコードで補い、曲の質を高めることができます。ただし、どのコードを弾いたらよいのでしょうか?もっと具体的に言えば、

  • 右手のメロディーに合ったコードを左手で弾くにはどうしたらよいのでしょうか?
  • 各コードを調和させるにはどうしたらよいのでしょうか?

この答えはハーモニー(和声)にあります。ハーモニーにより、コードとその流れに一貫性を持たせることができます。ハーモニーが登場したのはかなり最近です。中世の音楽家は、旋律(メロディー)の面から主に音楽を理解していました。1つの声(グレゴリオ聖歌)を使った曲も複数の声を使った曲もありましたが、常に音楽は旋律の面から扱われました。ある曲で複数の旋律をうまく合わせる技術は、対位法と呼ばれました。

対位法では、曲中で異なる旋律をうまく結合させるという課題の解決が見いだされました。ハーモニーについては扱われませんでした。その後(ルネッサンス期に)音楽が進化し、高音(ソプラノ)は他から独立して唯一の旋律となります。そのようにしてハーモニーが生まれたのです。

記事のスペースが限られているため、ハーモニーに関しては基本的な知識の記述に留めます。スケールは、7つの異なる音から成ります。「度」を使って表すこともあります。Cメジャースケール(ハ長調)は、ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-(ド)から成ります。これらの音を使って、コード(和音)を作ります。コードは2つの音程(第3音と第5音)の組み合わせです。例として、Cのコードはド‐ミ‐ソです。ミは第3音、ソは第5音となります。Gのコードは、ソ‐シ‐レです。

どんなスケールにも7つの異なるコードがありますが、コードによって重要性が異なります。最も重要なコード(和音)は、根音が1度、4度、5度のものです。Cメジャースケールの場合を見てみましょう。

  • 1度のコードはド‐ミ‐ソ(「トーナル」コードと呼ぶ)。
  • 5度のコードはソ‐シ‐レ(「ドミナント」コードと呼ぶ)。
  • 4度のコードはファ‐ラ‐ド(「サブドミナント」コードと呼ぶ)。

これらの3つの基本的なコードのみを使えば、初めての即興演奏がしやすくなります。右手で即興のメロディーを弾きながら、左手でこれらの3つのコードを交互に弾き、最も合う組み合わせを見つけてみましょう。これら3つのコードを使えば、おかしな即興演奏になることがありません。

そして、ピアノでの即興演奏に慣れてきたら、次のことに挑戦してみましょう。

  • その他のコードを使ってみましょう。2度のコード(レ‐ファ‐ラ)は4度のコードととてもよく似ています(使う2つの音が同じため)。4度のコードに多様性を加えてくれます。7度のコード(シ‐レ‐ファ)は、5度のコードととてもよく似ていますが重要性は少し低めです。6度のコードは、4度のコードおよび1度のコードと2つの音が同じなので相互に入れ替えて使えます。1つ重要なポイントですが、3度のコード(Cメジャーのミ‐ソ‐シ)がこのように使われることはほぼありません。よって他のコードと入れ替えて使うことは避けた方が良いでしょう。
  • ピアノの習得プランに即興演奏を組み込んでみましょう。
  • コードの順序を反対にして弾いてみましょう。例えば、ド‐ミ‐ソの替わりにミ‐ソ‐ドと弾いてみましょう。
  • Cメジャー以外のスケールを使ってみましょう。
  • 即興演奏でコードを色々変えてみましょう。コードを変えるのにはルールがありますが、それはまた別の機会にお話しできればと思います。

最後に、即興はギター習得に最適な方法の一つでもあります。

ピアノを弾き始めるのに遅すぎるということはありません。そのことを書いた記事も読んでみてくださいね。

 

共有

この他にもこんな記事があります
この記事は役に立ちましたか?

役に立つ情報がありませんでしたか?次はもっと良くなるように気をつけます!充分です!他に何かありますか?ありがとうございます!質問があればコメント欄に記入してください!お役に立てて良かったです :slightly_smiling_face: (最初に投票する)
Loading...

コメントをお願いします

avatar