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オリジナリティに富んだロゴを創作する方法

作成者 Yuki、公開日 20/05/2019 Blog > アート・趣味 > 絵・イラスト > ロゴの作り方

デザイナーやグラフィックアーティストは、よく得意先からロゴの作成を依頼されます。一見、この作業は単純に見えますが、実際には時間がかかる厳密なプロセスです。ロゴのデザインは、他のアートとは全く違います。

戦略のない創作は「アート」と呼ばれ、戦略による創作は「広告」と呼ばれる
ーJef L. Richards – アメリカ広告学会 教授

ロゴを創作する方法を学びたいけれど、どこから手をつけたらいいのかわからない人はいませんか?

他社と違う目立つロゴをデザインするために、創作プロセスに必要な全工程と回避すべきミスを特定しましょう。

ロゴは魅力的である他に、意味があり、記憶に残りやすく誰でもわかる視認性の高いものでなくてはいけません。プロによるロゴのグラフィックデザインは、これらの要点を全て満たしています。

ロゴマークの役割

企業にとって、ロゴはなくてはならないものです。つまるところ、ロゴは企業のビジュアル・アイデンティティで会社のブランディングであり、顧客層が企業と結びつけて考えるイメージです。

消費者はその企業ロゴの絵を見るだけで、企業名だけでなくその製品や社風まで特定できます。

優れたロゴは視覚伝達の基盤を形成するメッセージを伝えるものでなくてはいけません。

通常、ロゴの色は名刺、レターヘッド、パンフレット、ウェブサイト、カタログなど企業関連のメディアやあらゆる通信プラットフォームに跨るコンセプトに従って決定されます。

  • 企業ロゴは企業の通信やマーケティングに不可欠な要素で、消費者は企業とその特性をひと目で把握して企業の価値観を結びつけることができます

ロゴは人々に強いインパクトを与えます。ロゴ専門のボードゲームまであります。このゲームは子供たちが得意としますが、これは子供にとってもイメージはインパクトがあり集合的無意識のうちに残ることを示しています。

理想的なロゴの特徴

ナイキのスニーカー ロゴはシンプルで覚えやすく様々なフォーマットに適用するものでなければいけません。 (写真提供:Visualhunt)

ロゴのデザインにあたっては、あらゆる要件を考慮し、目的を果たすために必要な基準を意識的に満たす必要があります。

企業を表すイメージ創作を開始する前に、最初にスケッチする時に企業のビジョンや価値観を念頭に置くことが大切です。

  • 独創的なロゴを創作すること

前提条件として大切なことは、前提条件として大切なことは、他のロゴと似ていると見た人が混乱するし、盗作で告訴される可能性さえあります。従って、ロゴを創作する時は、タトゥーのデザイン時と同様にオリジナリティを発揮しなければいけません。

  • 時代を超越したデザインであること

ファッションの流行は移り変わりがとても早いです。ロゴは時代を超えて通用するデザインでなければいけません。ビジネスの変化に合わせてロゴを変更する場合でも、そのコーポレート・アイデンティティは維持する必要があります。だから、最初の時点で慎重に検討することが大切です。

  • シンプルなロゴにすること

ロゴを見る時間は一瞬であることを想定すると、記憶に残りやすいロゴをデザインする必要があります。ひと目で企業を特定できることが肝心です。ロゴの文字数が多くて手が込んだ複雑なデザインだと、その機能を果たしません。

  • 白黒でも読めるロゴにすること

企業ロゴはいつもフルカラーで印刷されるとは限らないため、白黒またはデュオトーンでも読めることが重要です。白黒だとロゴがわかりにくくなるような濃淡や陰影に注意してください。

  • 人目を引くロゴにすること

ロゴは目立たなければ意味がありません。人目を引き、注目を集めることが必要です。これはロゴの制作において最も難しい点のひとつです。人にインパクトを与える色や図形を見つけることが、考案における要となります。

  • あらゆるメディアに適用できるロゴにすること

ロゴはどんなメディアに取り込まれても読み取れるものでなければいけません。ポスターの下部に印刷されている小さなロゴに目を留めたことはありますか?簡単に認識できる目立つロゴもあれば、存在感がほとんどないロゴもあります。複数のメディアにロゴを掲載してみて、ロゴがきちんと見えるか確認しましょう。

自分のスタイルに合う場合は、アニメや漫画の描き方ガイドも参考にしてください。

ロゴの制作方法

すぐに創作段階に突入する前に、ロゴの特徴となるメインの要素についてじっくり考察しましょう。

デザイン作業をデスクで行う デザイン工程において、創作と熟考段階は大切です。 (写真:Visualhunt)

この後、ロゴの原案を数バージョン作成して、それらを比較して一番効果的なバージョンを確認します。

ロゴのデザインにおける熟考段階

ロゴの要素にはいくつかの重要な仕様があります。ロゴはデザインによってはあまり細部まで描けませんが、事業の基本的な特徴を表すデザインを決定しましょう。

他社と違う印象的なロゴをデザインするためには、同じ分野や市場の競合他社のロゴを見ることも参考になります。

新しいビジュアル・アイデンティティを創作する時に留意すべき重要なポイントは下記の通りです。

  • 配色の選択

色にはそれぞれ意味があるため、企業活動や運営分野を表すために色が使われることが多いです。例えば、緑は自然やエコロジーを表すためによく使われます。また、色は注目を集めるためやメッセージの伝達においても有効な手段です。

  • ロゴへの企業名の組み込み

これは完全にロゴ創作者の好みに合わせて選択されます。Apple社のアイコンであるリンゴなど、ブランド名を記載しなくてもロゴで企業が認識できるブランドもあります。

  • ロゴへのテキスト追加の判断

大半の場合、ベースラインの有無や用途に合わせて複数バージョンのロゴを作成します。追加テキストが必要なロゴもあれば、イメージだけで十分なロゴもあります。いずれの場合にしろ、企業を特定できる一貫したイメージを創作する必要があります。

  • ロゴのフォーマットと向き

イメージの縦幅と横幅、円や四角などの形状を考える必要があります。

  • 文字に使用するフォント

ロゴにオリジナリティを出すため、できる限り独創的なタイポグラフィーを採用しましょう。適切に選択されたフォントは、見る人に企業の基本情報を明確に伝えてくれます。

ビジネスでは、適切な質問、アイディアの決定、開発に向けた最初のステップの手法としてブレインストーミングがよく使われますが、これは最適な画法においても同じです。漫画のキャラクター、抽象的なデザイン、ただの文字としてでもイメージについて複数のアイディアを試してみましょう。

インスピレーションを得るためには、調査やグラフィックデザインの世界を覗いてみることも大切です。

ロゴの最初のスケッチ

最初のスケッチでは、鉛筆とフリーハンドだけで創作段階を開始します。複数の要素をまとめて、納得がいくまで何回もスケッチをやり直します。

ロゴの創作においては、最初に描いたアイディアがそのまま最終作品になることはあまりありません。

理由は、最初のアイディアは条件にこだわりすぎて、独創性に欠けているからです。何度か試していくうちに、ロゴに個性や独創性が出てきます。

最初に頭に浮かぶアイディアは他の人と似たり寄ったりです。これらのアイディアから離れて、自分のグラフィックデザインを練り直して独自性を持たせることが大切です。

ひとつのイメージで伝えたいメッセージを表すことは簡単ではありません。あらゆる細部が重要となります。この細部が、ロゴに力を与えるのです。色、タイポグラフィー、フォーマット、テキスト、ネガティブイメージなどの各要素が役割を果たし、企業の姿勢を反映するメッセージをつくるのです。

グラフィックデザインでは形状、比率、対称性を含めた要素の調和が全てで、これはや手を描くことと似ています。

有名な黄金比率や神授比例法であるフィボナッチ数列から直接インスピレーションを受けたロゴもあります。このようなロゴの例としては、Apple、BP、Pepsi、ナショナルジオグラフィックが挙げられます。

創作段階においては、1度距離を置いてから見直すことも大切です。作品を脇に置いて、少したってから戻って新しい視点で見てみましょう。作品は自然と成熟していき、新しいアイディアが生まれるでしょう。

ロゴをデザインする グラフィックデザイナーは、自分の流儀でインスピレーションを得ます (写真:Visualhunt)

ロゴの完成

上記の全要素が調和してまとまった時はじめてロゴは完成します。

グラフィックデザイナーは、様々なスタイルを研究して色々なモデルで試しているので、グラフィックデザインは即興で創れるものではないことを十分理解しています。

プロの視点からの細部への注目は一般人とは確かに異なりますが、ロゴの調和が完璧でないと、「一般人の注目を集める」というロゴ本来の目的が達成できません。 

広告代理店、グラフィックスタジオ、フリーランスのグラフィックデザイナーにロゴの制作を依頼する場合、ひとつだけ確実なことがあります。それは、プロは自分の作品と自分の選択の正当性を説明できるという点です。

どこに依頼した場合でも、ロゴは妥当性を確認する前に複数の人に提出されます。感性は人により異なるため、完璧なロゴを最終決定する前に必要な調整を行えます。

自社のロゴに3Dロゴを採り入れてはいかがでしょうか

ロゴの創作に最適なソフトウェア 

ロゴのデザインはクリエイティブな作業であり、急いでアドリブでできるものではありません。このため、多くのデザイナーは理想的なロゴを創作するためにソフトウェアを使用します。

ロゴ創作のためのオンラインのデザインサイトは、数クリックで簡単に見つけられます。このようなサイトでは、検索や移動が簡単なので、特にグラフィックやロゴジェネレーターの知識は必要ありません。

最適なロゴ創作ツール 

企業ロゴは時代のトレンドに左右されず印象に残るものでなくてはいけません。このため人の注目を集める目立つ高品質のロゴを制作することが重要です。画像ライブラリを検索して企業名を付け加えるだけでは、満足できる作品は完成しません。

ロゴの創作においては、複数のメディアに適用できるあらゆるフォーマットを試すことも大切です。多くのデザイナーはロゴ、アイコン、絵、タイポグラフィーの創作専用のベクターグラフィックス編集ソフトウェアのAdobe Illustratorを使います。

無料のグラフィックデザインソフトをお探しの方には、Gimpが最適です。

Photoshopはグリッドとピクセルを使う画像編集ソフトウェアですが、グラフィックデザイン専用ソフトウェアほどの機能はありません。ベクター描画ソフトウェアなら、品質を損なわずに高解像で画像の縮小や拡大が可能です。

クイズ:ヨーロッパで有名なロゴ

最後に、ヨーロッパで有名なロゴに隠されたメッセージを見つけられるかテストしてみましょう。

ロゴのクイズ ロゴは様々なメッセージを伝えますが、私たちが知っているロゴの中にはメッセージが隠されているものもあります。 (写真:Superprof)

トブラローネ:チョコレートが製造されているスイスの都市ベルンを省庁する山の中にクマの画像が隠れています

ツール・ド・フランス:「O」「U」「R」の文字の中に定型化されたサイクリストが隠されていて、オレンジの円は自転車の前輪を表しています

フェデックス:ロゴの「E」と「X」の間のネガティブスペース(空白)に矢印が隠れています

カルフール:ここでも「Carrefour」の最初の文字「C」が、ネガティブスペースの中に隠れています

コンチネンタル:「C」と「O」の白黒の文字がタイヤの形を表しています

PMU(フランス場外馬券発売公社):ロゴの右側の馬はすぐにわかりますが、じっくり見ると馬券を見せている賭客も白馬の横の緑の部分に描かれていることがわかります

今度はあなたがロゴのインスピレーションを得て創作を開始する番です!

創造力を養うには、絵画教室を検索してみることをおすすめします。

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