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アマチュア&プロシンガー向け ボーカルテクニック

作成者 Nana、公開日 08/06/2019 Blog > 音楽 > > 10つのボーカルテクニック

ナイチンゲールの喉を切り開いたところで、その歌の上手さの秘密はわからない
Marcel Pagnol

コーラスシンガーは世の中にたくさんいますが、そのパフォーマンスの質にはピンからキリまであります。ほぼ全員に共通しているのは、音楽を愛しているということです。しかし残念ながら、愛だけでは優れた歌手にはなれません。

真剣に取り組まなければ、避けられるミスも避けられないまま、声はずっと向上しないでしょう。歌声や声域、姿勢を鍛えることなしにプロにはなれません。

声には生まれ持った音色があり、テッシトゥーラを好きなように選ぶことはできませんが、歌の上達を目指して練習を続けることはできます。また、効果的なウォームアップを行い、定期的に歌の練習をすれば、声の調子も上がり、曲のレパートリーが増え、声域も広がることでしょう

もし、それを望むなら個別指導の先生に教えてもらうか、音楽の学校に通うことを検討しましょう。日本の歌のレッスン、東京の歌のレッスン、大阪の歌のレッスンなどを検索し、経験のある先生から音楽教育やボイストレーニングを受けてみませんか?

先生と一緒に学んだり、自分で独学したりする場合にできる 10 種類の簡単なボーカルエクササイズをご紹介します。

1.声のウォームアップ

ワーグナーの「ワルキューレ」。数時間にもわたるその舞台で歌うのは並大抵のことではありません。そういった舞台で演じるにはまず、全身をウォームアップさせる必要があります。それだけの長い時間、声を発し続けるには全身を使わなければならないからです。

聴衆の前で演じるにしろ、練習で歌うにしろ、声の最善の状態に整え、緊張を和らげるためウォームアップは必ず行いましょう。そうすると、変な音が出てしまうといった最悪の事態を避けることができます。声のウォームアップにより声音がよくなり、喉頭や声帯を傷めてしまう危険も減ります。

会場 ライブ マイク 完璧に歌えるようになれば、マイクは必要なし。(出典:skitterphoto.com)

声は6~7時間休息の後回復するという点は覚えておきましょう。また、酸によって喉を傷めることがあるため、歌う前は炭酸飲料や乳製品の摂取を控えましょう。

最もオススメなのは、ピアノを使ってスケールを練習するウォームアップです。音程がずれない人は、ピアノなしで行えます。また、本番の前に声を使いすぎないようにするため、口を閉じたまま低音から高音へと徐々に出していくのもオススメです。

最大限リラックスして行いましょう。歌うときは、口の周りの多くの筋肉を使うことになります。ウォームアップでは遠慮せず、赤ん坊のような声を出したり、頬と唇を一緒にたたいたり、エンジンのような音を出したりしてもいいでしょう。

ウォームアップした声の方が、ずっときれいにビブラートを出すことができます。また、ウォームアップをすれば、公演中に声が疲れにくくなります。

2.仰向けでの呼吸練習

歌において、呼吸はとても重要です。力強く感動させるような声で歌えるかどうかは、肺にかかっています!そこで使えるとても簡単なエクササイズがあります。

仰向けになって寝て、大きな本を胸部の上に置きましょう。そして、普通に呼吸をして、吸うときと吐くときに体の部分が働いているのを感じましょう(腹筋や肋骨など)。「もう無理」と感じるまで息を吐き出します。それから、ゆっくりと息を吸います。

片方の手を肋骨に、もう片方の手を口に当ててもいいでしょう。本はわずかに上に上がるのが理想です。約5秒間肺で息をホールドしてから、息を吐きます。本が徐々にゆっくりと下がっていくようにします。歌うときには、これらの体の部分を使うことになります。

背中はまっすぐにして、肩が上がったり、肺を呼吸でいっぱいにしたり(風船を膨らますときのように)しないように注意しましょう。また、頭は上下に動かさず、常に前をまっすぐ見てください。胸がいかに上がるかは、声の良さに関係しません。美しい胸声を出すには、一定の圧力で空気を送り、横隔膜呼吸ができることが鍵になります。横隔膜を動かして呼吸をし、浮動肋骨が開くようにしましょう。

3.声を遠くまで届ける練習

大声で歌おうとするのは最悪です。これは周りにも迷惑です。聴きがいのある力強い声を出すには、ただ大きいだけではなく、届く声になるよう練習する必要があります。約50メートル離れたところにいる人に声を届ける様子をイメージしましょう。

ライブ ライブ会場 歌詞 歌の練習には様々な面白い方法がある。(出典:Kaique Rocha)

できるだけ効果的に、遠くまで聞こえるようにしなければなりません。そこで、腹筋が使えます。息が切れそうになったら、筋肉を完全に緩めてやる必要があります。緩めたら、自然に(強制的にではなく)失った空気を吸い込みます。

すると、また歌うことができます。ウォームアップの一部である良い発声テクニックの効果を感じることもできるでしょう。音色を良くする方法についても読んでみてください。

4.鼻音を使うテクニック

バリトンやメゾソプラノのパート担当であれ、コンテンポラリーシンガーであれ、出す音には鼻腔が影響します。それは、鼻腔がステレオのような役目を担っているからです。一般的には、胸腔がその役目をすると信じられていますが、そうではありません。ですから、歌えるようになるとは、空気の流し方を知ることなのです。

そのための簡単なエクササイズは、指で鼻をつまみ(位置は高すぎず、力は強すぎずにつまむこと)、「エ」の音を出してみることです。音を出しながら、つまんでいた指を離します。例えば、風邪をひいた後はこのテクニックにより、適切な空気の流れをつかむことができます。

5.アタック(音の出だし)の練習

ソリストの良し悪しは、各音のはじめをどのように出すかに大きくかかっています。音を出す前に体の準備ができていることがとても重要です。これは自信を高める方法でもあります。「ン」の音を出す場合を例にとります。

他のことに気をとられずに、その時の体の変化に集中してみましょう。腹筋がどのように働いているか、喉頭はどんな動きをしているか、口は閉じているか、舌の位置はどうか、空気圧はどうか。そういったことをチェックします。出す一つ一つの音について、同じことを行いましょう。

各音を自分がどのように出しているのかを深く理解することが重要です。そうすると、どのように改善できるかがわかってくるからです。目指すのは、必要でなかったりマイナス要因となっていたりする動きを止めることです。個別指導の先生なら、間違っている点を見つけて改善できるようサポートしてくれるでしょう。

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6.声を出しやすくする

頚椎(けいつい)とその働きについてみていきましょう。柔軟性を高めることで、声の質が上がり、さらには、歌うことがもっと楽しくなります。頚椎の筋肉を緊張させずに、リラックスさせた状態で歌えるようになるのが理想です。

声(「ア」など)を出しながら頭をやさしく回します(平らな表面の上で頭が休んでいるようなイメージ)。声は中音域へと移行させていき、その時肩が上がらないようにします。そうすると、頚椎の筋肉は自然にリラックスした状態になります。舞台であがってしまうという人にも、このエクササイズはとても効果的です。

7.音程に合わせて歌うヒント

難しい課題に挑戦する前に、音程通りに歌えることがまず必要です。この練習には、音楽のチュートリアルが役に立ちます。一定の音符の周波数を全く同じように再現する練習ができるからです。

小声で歌う前に、各音符によく注意しながら頭の中で(歌詞なしで)メロディーを確認しましょう。頭の中でメロディーをイメージできれば、もうしめたものです。あとは、音楽の耳さえあれば大丈夫。

頭の中にあるメロディーを声で再現するだけです。オススメはとても簡単な曲でおこなうことです。

8.発声をマスターする

ブツブツとつぶやくのではなく、はっきりと発音する。これは、頭声で上手く歌うための基礎です。外国の曲でも日本語の曲でも同様です。

口を大げさに動かして一つ一つの歌詞を発音する、ということではありません。むしろ、各音節をはっきりと発音しましょう。

楽譜 音符 優れたシンガーになりたいなら、ある程度音楽理論に対する理解が必要。(出典:pixabay.com)

実は、大部分の音は喉の裏で作られています。俳優や歌手がウォームアップで使う言葉は幾通りもあります。「がぎぐげご、ざじずぜぞ」などがその例です。様々な早口言葉を利用してみましょう。

9.ボーカライジング

ボーカライジングでは、子音よりも母音をいかにきれいに出せるかがポイントです。柔軟性を高め、シンプルな音素を出してフォルマントを見つけることが課題となります。喉頭を開き、喉を低く保ち、声域を保つよう心がけます。

これは、声を届けるのに最適な方法が見つかる、シンプルかつ実証済みのメソッドです。

10.舌の位置

音楽学者によると、3つに2つの発声音において、スタートの舌の位置が同じであるとされています。よって、舌の使い方をしっかりとマスターすることが重要です。

ライオン 白ライオン 歌うときの舌の位置は?(出典:Piet Bakker)

舌が上がるのは、舌根が過度に収縮することにより、口腔で起こるはずの一種の振動が発生しないことが原因の場合があります。舌の位置についてマスターするには、音符をリピートするエクササイズが最も効果的です。舌が下の切歯近くで平らにおさまった状態をキープする練習になります。

  • ヨー、イエイ、ヨー、イエイ、イー」と唱えて、理想的な舌の位置を見つけてみてください。
  • 曲を歌い、舌の位置を変えてみましょう。

まるでことばの体操のよう?このエクササイズで舌が後ろにさがる(ソプラノで起こりやすい)傾向を正すことができます。

 

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