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オペラの声域を広げるボイストレーニング

投稿者 Nana、公開日 08/06/2019 Blog > 音楽 > > 声域を広げるには?

音楽学者や音楽好きが使う用語を初心者が耳にすると、混乱や驚きを覚えるものです。声の種類についての用語は特にそうです。イタリア語やフランス語の用語ですら、現代音楽好きな若い世代にとっては近づきがたい印象を与えます。しかし、歌手として上達したいなら、歌声を良くするための方法や用語を覚える必要があります。

剛胆さ、力強さ、音量、暖かさ、色、明晰さ。コーラスシンガーやオペラ歌手ならよく知っている声のタイプは様々な言葉であらわされます。今回は、人間の声の最も重要な側面ともいえるテッシトゥーラ(声域)について見ていきます。

まず、オペラディーヴァからよくある質問の一つに「声域を広げることはできる?できるとすれば、どうやるのか?」というものがあります。これは、オペラ歌手だけでなく、現代音楽においても重要な質問です。

テッシトゥーラとは?

楽器や歌手は、出せる音の周波数の範囲で分類することができます。当然ながら人間の声の範囲はある程度決まっていて、大部分は生来的な理由によるものです。歌手の夢を持つ人に手術をしても、すぐにルチアーノ・パヴァロッティのようにはなれないのです。

テッシトゥーラとは基本的に、力を入れすぎずに自然に声に出すことのできる音符とオクターブの範囲のことです。ボイストレーニングを受ける前に、少なくとも基本的な音楽理論を学ぶようにしましょう。バイオリンやオーボエ、フレンチホルン、アコーディオン、バスクラリネット、トランペット、ギター、トロンボーン、サックスなどに挑戦する前と同じようにです。

楽譜を読めれば、曲の解読にとても役立ちます。『ホフマン物語』でホフマンを演じるのであれば、特に役に立つでしょう。

楽譜 白黒 音楽理論の学習においては即興は使えない。学んで定期的に練習するのみ。(出典:pixabay.com)

ご存知のとおり、人の声は人生の中で変化します。ある種の大きな変化もあります。例えば思春期には声変わりがあり、声域が低くなります。更年期を迎えた女性の声も変化します。

歌手としてのキャリアの全盛期(通常、25~45歳)には、オペラの世界で仕事を得るため、あるいは、声域を広げ様々な役のオファーをもらうために、不断に声と向き合って練習します。

『魔笛』の「夜の女王」なら、高音域を全体的にマスターしていなければなりませんし、ジュゼッペ・ヴェルディの『イル・トロヴァトーレ』やモーツァルトの『フィガロの結婚』ではテノール歌手が活躍します。

テッシトゥーラの主な種類

重なる音域はありますが、男性と女性の声は一般的に別々に分類されます。以下は、男性の最も低い声域から最も高い声域のパートです。これらの声域の中でさらに細分化されています。

以下は、男性の声域です(低音~高音)。

  • バスの声域は、E2(中央ハから下に数えて二番目のホ)~E4(中央ハの上のホ)。
  • バリトンの声域は、A2(中央ハから下に数えて二番目のイ)~A4(中央ハの上のイ)。例:『ラ・ボエーム』のマルチェッロ。
  • テノールの声域は、C3(中央ハから1オクターブ下)~C5(中央ハから1オクターブ上)例:ロッシーニの『セビリアの理髪師』のアルマヴィーヴァ
  • カウンターテナーは男性の声域の中で最も高く、ヘンデルのオラトリオやヘンリー・パーセルのバロック音楽で使われている。

画像 青 白 鳥は美しい声を持つことで知られる。(出典:Iva Castro)

これらのグループはさらに細分化され、ロベルト・アラーニャなどはいくつかの異なる声域に分類され、一つ一つの音を無理せずに出して多数の役柄を演じることができます。

同様に、女性の声も演技で使う声域が三つに分けられます。

  • コントラルトの声域は、F3(中央ハの下のへ)~F5(中央ハから上に数えて二番目のへ)。例:リヒャルト・ワーグナーの『ラインの黄金』のエルダ
  • メゾソプラノの声域は、A3(中央ハの下のイ)~A5(上に2オクターブ)。例:ビゼーの『カルメン』のカルメン
  • ソプラノの声域は、C4(中央ハ)~C6(高いハ)。ワーグナーの『ニーベルングの指環』のブリュンヒルデ

歌のレッスンを始める前に…

古典あるいは現代音楽の歌手になりたい場合、いい声をしていることは最低条件となります。

次に、楽器演奏者がするのと同じように、ある程度の音楽理論を学び音楽への理解を深める必要があります。また、ピッチや音色、歌える曲といった面から自分の歌声を判断します。

音楽の耳を定期的に鍛えること、そして、ベートーヴェン、ブリテン、グルック、グノー、ラモー、ビバルディなど、声楽曲の主な作曲家について学ぶことが必要です。また、ラジオなどで宗教的な曲を聴くこともできます。

コンサート 会場 音 適切な指導者に教えてもらえば、舞台で演じるチャンスが開かれるかも。(出典:pixabay.com)

声域を広げようとする前に、音程通りに歌えるようにすることも大事です。さらに、しっかりとした発声、胸声を出し、ビブラートと横隔膜呼吸をマスターすることになります。無理をせずに歌えるように、トレーニングを重ねることが重要です。

優れた歌手になるには、耳と喉と同じくらい腹筋と鼻腔が大切になります。さらに、ステージでの存在感を放ち、歌って演じられるようにならなければなりません。

つまり、音楽のワークショップを受けただけで、有名なオペラ劇場で著名な作曲家の指揮の下、モテットを歌えるようになるわけではないのです。簡単なオペラを初めて演じることと、著名なオペラ劇場で有名な公演の主役を演じることには大きな違いがあります。オペラ・ブッフというのもあります。

低音を歌えるようになる

他の芸術同様、学ぶ内容には順序があります。高音を出せるように練習する前に、基本を押さえなければなりません。ここでいう基本とは、低音と中音です。これらの音が出せなければ、元も子もありません。適切な順序で進めなければ努力が水の泡になってしまうのです。

歩けないのに走ろうとするのと同じです。きれいではない弱々しい高音しか出せず、声が揺れ、向上も難しくなります。自分の声域の主要な音符から始めるのが原則です。それらをしっかりマスターできてからのみ、声域を広げるようにしましょう。

それができれば、複雑なエクササイズもこなせるようになるでしょう。この段階では、クラスや歌のレッスンがとても役に立つはずです。

どんな曲を歌うにしろ、声のウォームアップはとても大切です。喉と口の調子を整えて、音程を外さずに歌い、人々を感動させるような質の高い声を出せるようにしましょう。

歌う前の準備として、水をたくさん飲み、乳製品は避けましょう

高音を出すエクササイズ

大きな舞台に出る前に正しく歌い、悪い癖をつけていないかを確認するのには、音程に対する知識、メトロノーム、 ボイスレッスンなどがとても役に立ちます。

声の振幅を生じさせる喉は、低く保つ必要があります。そのためには、喉をリラックスさせ、顎は前に出さないようにします。リラックスして、落ち着き、音程に合わせて歌うようにしましょう!

高音をうまく出すには、深い呼吸と姿勢にも目を向ける必要があります。

声のウォームアップで、曲に出てくる母音を出してみるのも有効です。毎日できる歌のエクササイズは数多くあります。個別指導の先生ならオススメの練習を教えてくれるでしょう。声帯は楽に張ったり緩めたりできなければなりません。

ボーカライゼーションもオススメです。低音から始め、半音ずつ上げていきます。ピアノを使うとやりやすいでしょう。

声帯に無理がないようにチェックしましょう。声帯の振動は、スターのような歌声に近づく鍵となります。

そこでできるエクササイズとして、舌を巻いたまま「r(ラに近い音)」の音を出してスケールを上げていき、元の音に戻るというものがあります。このエクササイズなら、言語療法士の助けを借りずとも、声を良くすることができます。

最後に、声帯を最良のコンディションに整え、ゴールに早く近づくために、ボイストレーニングのレッスンを検討してみましょう

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