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ライフコーチングはうつ病に効く?

作成者 Atsushi、公開日 08/07/2019 Blog > 職業能力開発 > ライフコーチ > ライフコーチングはうつ病に効果的?

うつ病は、さまざまな形で現れる複雑な精神疾患です。うつ病を抱えて暮らしている人の中には、洗濯など日常の家事をこなすのに苦労している人もいますが、中には絶望感や暗澹とした気持ちに打ちひしがれている人もいます(普段の生活は気丈に振る舞っているかのように見えても)。

うつ病の治療法は数多くあります。科学的に証明されているものもありますが、中にはより抽象的な方法もあり、通常それを使ったことのある人たちの体験談で支えられています。

心の健康の治療はあらゆる形態で行われます。特にうつ病の治療に関しては、カウンセリングや認知行動療法(CBT)などの会話療法と同様に経口薬を処方されることもありますが、治療法は患者の状態や症状の程度によってさまざまです。

人によっては、かかりつけ医が処方した治療の効果が思うほど上がらず、代替医療の選択肢を求めている人もいます。うつ病の人たちが検討するそのようなタイプの治療法の1つが、ライフコーチングセッションです。

うつ病で底知れない孤独に苛まされることもあります。ソース:Pixabay – Anemone123

ライフコーチングは一種のマンツーマンの会話療法(トークセラピー)で、パーソナルコーチがクライアントの心のあり方を探るとともに、自分の見方を改善し、考え方を改めることで、自分の目標を達成する方法について話し合います。そうすることで、なりたい自分になれるようにします。

ライフコーチングにもいくつか種類があり、またライフコーチングが心の悩みを抱えている人にうってつけの選択肢であるかについての賛否も多く聞こえてきます。

うつ病を軽減・対処するのにライフコーチを探そうとお考えでしょうか?この記事を読み進めて、そうすることの長所と短所を見つけてみてください。

ライフコーチングとは何か?

ライフコーチングは、そして患者の生活のあらゆる側面を考慮に入れて、定期的な話し合いを通した総合的なアプローチを取ることによりクライアントが自分の目標に向かって進む力を与えて、人生の目標を達成する上で手を差しのべます。

セッション中、コーチは目標達成の支障になっていることを克服するチカラをクライアントが持てるようにするための方法を模索します(エンパワメント)。支障は、たとえば、自信などクライアントの心に根差しているケースもあれば、食事などのライフスタイルに関連しているケースもあります。

パーソナルコーチング(メンタリングとは違います)は継続的なマンツーマンのトレーニングプログラムで、ライフコーチがクライアントと協力して、最終的にはクライアントが人生を変え、人生の目標を達成するのに役立つ戦略を実行に移します。それは目標がワークライフバランスを見つけることにあるか、個人的な強みを活かすことにあるか、全体的な視点から人生の可能性を切り拓くことにあるかを問いません。

コーチに専門的なアドバイスを求める理由は数多くあり、そしてクライアントの多様なニーズに合わせてライフコーチングのスタイルもさまざまあります。

次にご紹介するのは、出会うかもしれないコーチングの種類のほんの一部です。

  • プロフェッショナルコーチング:キャリアコーチングとしても知られるプロフェッショナルコーチングは、キャリアを積み上げて前進したいけれども、飛躍を試みる前に自分自身と専門スキルに自信をつける必要がある人を対象としています。どのようにしてキャリアを前進させ成功させるかについて指導を求めるプロフェッショナルコーチングのクライアントはたくさんいます。プロフェッショナルコーチングのサブカテゴリーには、リーダーシップコーチング、ビジネスコーチング、エグゼクティブコーチング、コーポレートコーチングなど数多くあります。
  • リレーションシップコーチング:長期的な関係の構築や結婚生活に悩んでいる人たちのために、リレーションシップコーチング(リレーションシップカウンセリングと相通じるところがあります)は両者が問題に取り組み、前向きに進むのをサポートします。二人が関係を続ける上で新たな問題に直面した場合は、リレーションシップコーチに相談するのもよいかもしれませんが、過去のトラウマやカップル内の心の病が原因である場合は、カウンセリングを受ける方が適切かもしれません。
  • ウェルネスコーチング:健康コーチングとウェルネスコーチングは幅広い問題をカバーしているので、サービス内容はコーチごとにまちまちです。一般的に、クライアントがダイエットのコーチングを探していのるか、健康的な食生活にしてより活発になりたいのかにかかわらず、ウェルネスコーチはクライアントのライフスタイルをどのように変えたらよいかについてアドバイスを行い、クライアントが長くより健康的な生活を謳歌できるようにするお手伝いをします。

「コーチング」というと、コーチングを受けているスポーツ選手を思い浮かべるのではないでしょうか。では、スポーツのコーチングはライフコーチングとどのように関係しているのでしょうか?

答えは難しくありません。スポーツのコーチングには、3種類のアプローチがあります。独裁的(選手はコーチが計画したトレーニング計画に従うアプローチ)、民主的(選手とトレーナーが目標に向かって取り組むために協力するアプローチ)、および自由放任的(選手が自ら決定を下してコーチは監督役に徹するアプローチ)の3つです。これらのアプローチのうちの最初の2つ、独裁的と民主的コーチングは、ライフコーチングにも存在するアプローチです。

ライフコーチを探すときは、自分で下調べを行い、各コーチの手法やコーチングテクニックについて適格な質問をすることで、自分のニーズに合ったコーチを選んでいると感じられるようにすることが大切です。

コーチングはうつ病をコントロールするのにどう役立つか?

心の病を抱えている人たちを助けるのにより適したアプローチは何か具体的にありますか?それとも各クライアントの個人的な好みによるのでしょうか?

自己肯定感を改善し、人生の軌道修正をし、自分の目標達成の邪魔になっている障害を克服するのを助けるライフコーチングの用途はさまざまです。

うつ病を抱えている個人は、得てして自己肯定感の低下、極度の不安感、絶望感の他に、モチベーションの欠如や、普段楽しめていたことへの興味の減衰といった症状を経験します。

そのため、ライフコーチングを受けることでうつ病の症状がいくらか緩和され、やる気を起こさせて目標を設定するのを助けるメリットがあることは想像に難くないでしょう。うつ病は肉体的にも精神的にも疲弊している状態である場合もあります。そしてその状態で暮らす人の中には、うつ病がライフスタイルに深く侵食してさらに精神的に疲弊するという先の見えないスパイラルに陥ってしまっている人も多く見かけます。

ライフコーチングは、対面式で行うことも、メールやSkypeを使ってオンラインでコーチングを行うこともできます。ソース:Pixabay – JESHOOTScom

ライフコーチングは一種の会話療法として、自分自身の見方とライフスタイルの根幹に光を当て、根本的な問題を解決するのを助けることができるという点で、有益であるかもしれません。

けれども、うつ病は人の特徴、性格、自信の度合いと関係があるのではなく、むしろ人によって大きく異なる精神疾患であるため、うつ病を抱えて生活している患者は、ライフコーチの助けを求める前に、少なくとも精神科医や心理カウンセラーの診断を受けた方がよいでしょう。

ライフコーチの中には、クライアントがうつ病を克服するのを助けることを専門としている人もいます。うつ病コーチングは、他の治療法と併用することができ、さらにそれを強化する効果もあるかもしれません。それでも、うつ病コーチングを選ぶ前に専門家の意見を求めることが賢明です。

うつ病がある人はライフコーチを見つけるべきか?

うつ病を患っている人の中には、医者の処方すべてを試したけれどもダメだったという人も少なくありません。人によっては、ライフコーチングが伝統的なカウンセリングや会話療法のセッションに代わる有望な選択肢になる人もいるでしょう。

ここで注意をしたいのが、心の病の治療に関しては、複数の会話療法を併用しないことを医者は勧めている点です。これは、異なる治療法を同時に試すと方向性がまとまらず、それぞれの手法の成否に影響してきてしまうためです。

ライフコーチングが自分の状態に適しているかについて、医者、セラピストやカウンセラー、さらに検討しているライフコーチに話してみると、とっても役立つかもしれませんよ。

代替的な治療法を試みる前に、医者のアドバイスを求めることがお勧めです。ソース:Pixabay – DarkoStojanovic

医者、心理カウンセラーやセラピストは、医療の専門家としてうつ病とその治療の分野で高度に訓練されています。さらに、医療の専門家はうつ病の症例を数多く見てきて、従来の治療法を実戦する人や、他の選択肢を取り入れている人もいます。そのため、ライフコーチを見つけることが合っているかについて質問してもビックリはされないでしょう。

もちろん、うつ病に一番近い距離にいるのはあなた自身です。ライフコーチと定期的に連絡を取り合うことで、うつ病のコントロールに役立ち、生活の質を改善できると感じた場合は、医者や心理カウンセラーのアドバイスがどうあれ、最終的に決めるのは、あなた自身です

ライフコーチを求めることのもう一つのメリットは、うつ病予備軍の人たちにも効果があるかもしれない点です。ただし正式にうつ病と診断されてはいないけれども、うつ病の可能性がある症状を経験している場合は、ライフコーチングについて考える前にかかりつけ医に相談するための予約をするのが一番です。

症状がまだ軽いと感じていても、症状の悪化を防ぐには、認定医による診察を受けることが大切です。医者はうつ病に役立つことが実証されている治療法を処方することができますが、ライフコーチにはそのような病気の治療法を診断または助言する資格がありません。

では実際のところ、ライフコーチングはうつ病に役立つのでしょうか?

うつ病を手助けするためにライフコーチを雇うことに対しては賛否両論があることも確かですが、うつ病のケースはどれも同じではなく、うつ病のライフコーチを雇う前に医療の専門家の助言を受けた方がよい点は覚えておいてください。

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