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生物の授業を理解するのに役立つ用語集

作成者 Atsushi、公開日 25/09/2019 Blog > アカデミック > 生物学 > 生物の勉強に役立つ基本用語

生物学の勉強に用語をマスターする必要はあるか?

ここまで見てきたように、生物学は膨大な数のトピックをカバーする非常に幅広いテーマです。そのため、頭に入れるべき用語も無数にあります。

けれども、生物学は高校レベルで勉強するにとどまり、後は他の研究分野に移る場合はどうでしょうか。覚えた用語を再び使うことはないかもしれないのに科学的な専門用語を学ぶ努力をする必要があるのでしょうか?

生物学は生命の科学であり、人間について、そして私たちの環境について教えてくれ、日常生活の中で自然と生物学の用語に自然と触れる機会があることでしょう。そのため、キーワードを学ぶのは必ずしも無駄というわけではありません。

また、高校生物のキーワードを把握することで、生物をさらに進んで学ぶことにした場合に、難なく新しい生物学的な単語や用語を身につけることができることでしょう。

けれども、すべての人が生物基礎(生物1)から生物(生物2)まで勉強することを望んでいるわけではないため、先ずは高校12年生で学習する最低限必要な項目に焦点を当てるのが賢明でしょう。

科学の専門用語を学ぶのは、未知の用語を学んでいるような感覚を覚える人もいることでしょう。写真提供:Visualhunt.com

けれどもこの基礎レベルでは、最初に少し戸惑うかもしれない言葉も、実際にはそれほど難しくないことがきっとわかることでしょう!

高校生物の基本用語

文部科学省は2018(平成30)年3月に高等学校学習指導要領を発表しました。新学習指導要領では、『生物基礎』、『生物』を学ぶ目標として「生物や生物現象に関わり、理科の見方・考え方を働かせ、見通しをもって観察、実験を行うことなどを通して、生物や生物現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指す」と記載されています。

新学習指導要領における「理科の見方・考え方」とは、「自然の事物・現象を、質的・量的な関係や時間的・空間的な関係などの科学的な視点で捉え、比較したり、関係付けたりするなどの科学的に探究する方法を用いて考える」ことであり、『生物基礎』と『生物』に特徴的な視点として、「生命に関する自然の事物・現象を主として共通性と多様性の視点で捉えること」が挙げられています。

『生物基礎』

(1)日常生活や社会との関連を図りながら、生物や生物現象について理解するとともに、科学的に探究するために必要な観察、実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。
(2)観察、実験などを行い、科学的に探究する力を養う。
(3)生物や生物現象に主体的に関わり、科学的に探究しようとする態度と、生命を尊重し、自然環境の保全に寄与する態度を養う。

『生物』

(1)生物学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め、科学的に探究するために必要な観察、実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。
(2)観察、実験などを行い、科学的に探究する力を養う。
(3)生物や生物現象に主体的に関わり、科学的に探究しようとする態度と、生命を尊重し、自然環境の安全に寄与する態度を養う。

新学習指導要領では、1)知識及び技能、(2)思考力、判断力、表現力等、(3)学びに向かう力、人間性等、の三つの柱に対応する形で、上記(1)~(3)のように『生物基礎』、『生物』の指導を通して、どのような資質・能力の育成を目指すのかがより明確に示されました。

『生物基礎』で扱うトピックは、(1)生物の特徴、(2)ヒトの体の調節、(3)生物の多様性と生態系の三つの大項目から構成されています

生物としての共通の特徴、ヒトという動物の生理、生物の多様性に注目した生態系など、ミクロレベルからマクロレベルまでの領域を学ぶように、また、人間の活動と環境との関連や健康に対する認識を深めるように構成されています。

『生物基礎』と『生物』で扱われる重要用語の数は大幅に減少しますが、扱われる内容と分量はこれまでと大きな違いがみられないので、入試内容が大きく変化することはないでしょう。とはいえ、新学習指導要領では「科学的に探究する力」の育成が強調されており、考察問題や論述問題に変化がみられる可能性があります。

大学入学共通テスト(以下、共通テスト)では、『生物』については、試行調査(プレテスト)でも多く出題されていたように、新学習指導要領への移行後には、データの分析や解釈・推論を問うような工夫された問題が多く出題される可能性があります。『生物基礎』については、共通テストでは思考力や判断力を必要とする問題の割合が高まることが予想されます(出典:河合塾)。

高校生物を一歩進んで勉強し始められるように、目にするだろうトピックについて次にご紹介します。

細胞生物学

細胞生物学は細胞の構造と機能を研究する分野で、細胞はすべての生物の基本単位であるという概念を探究します。細胞生物学は、細胞の特性をカバーしていて、細胞それぞれが構成する組織と有機体を扱います。細胞は生命体の最小単位であるため、この生命の構成要素は顕微鏡で観察する必要があります。

組織

組織は、生物学的システムと構造のヒエラルキーを記述するために用いる生物学的用語です。植物と動物は、類似した構造を共有するさまざまな種類の細胞を持っています。科学者は「組織」を還元主義的アプローチで用いています。つまり、あるヒエラルキーのレベルは、前のレベルの基本単位に基づいて組織の複雑さが一歩増すことを表します。

感染

「感染」はなじみ深い言葉ですが、これは感染性病原体が宿主生物の組織に侵入して増殖し、疾病に冒される過程または状態を指すといえるかもしれません。体内に通常は見られない感染性病原体には、ウイルス、細菌寄生虫があります。

感染症は外界の脅威の一つで、細菌が侵入することで発症する可能性があるものです。写真提供:VisualHunt

生体エネルギー

生体エネルギー学は、化学と生物学の両方に関係する分野で、生物に見られる分子の化学結合を形成および切断するエネルギーに焦点を当てています。

ホメオスタシス

ホメオスタシスまたは恒常性とは、外部の変化に対処するときに、細胞または細胞群が安定した状態を探して維持する能力を指す用語です。これは一般的に、腎臓、肝臓、皮膚などの身体部分の機能を説明するために使用されます。各部位は、外部環境がどのように変化しても一定の内部環境を維持しようとします。

遺伝

生物学でいう遺伝とは、親から子孫に遺伝的な特性を伝達するプロセスを意味します。

遺伝は、親から子に特性を渡すプロセスを指します。写真提供:manhhai via Visualhunt / CC BY

変異

生物学でいう変異とは、遺伝子型の変動によって引き起こされる細胞、生物や有機体の違いを指します。これは、特に表現型変異と呼ばれる環境要因によって引き起こされる違いも示すこともできます。

進化

進化とは、連続した世代にわたる生物の遺伝特性の自然な変化です。通常、突然変異、遺伝的浮動または自然淘汰(または自然選択)に起因して、ある世代から次の世代へ集団の遺伝子に変化が起こります。そのような進化の理由は、生物が物理的または行動的適応するためです。

エコロジー/生態学

エコロジーまたは生態学は、生物とその物理的環境との関係に取り組む生物学の一分野です。この学際的な分野には、生物学と地理学の側面が含まれます。

最新の語彙

高校で学ぶ生物に関する他の記事でも見てきたように、現代の科学者は、学習指導要領が生物学の新しい進歩を反映しているとは感じていません。

技術の進歩は、科学の世界だけでなく、私たちが行えることや発見できることのゲームチェンジャーであるため、技術が隆盛する現代における生物学が、その大きな影響を与えることは不可避です。それは生物学の目を見張るようなブレークスルーにも表れています。

実際、現代の分子生物学は、新しいテクノロジーに大きく依存しています。ただし、高校生物の学習指導要領の技術的要素は、過去数十年にわたってほとんど変化していません

現代の生物学がそれを学ぶ若者を本当に励まし、今日の生きた科学から洞察が得られるようにするには、履修内容を最新のものにし、テクノロジーと学問との関わりを高められるようにする必要があると科学者たちは考えています。

物理学は時代とともに進化しているように見えますが、生物学の分野の専門家は、生物学は教育過程で物理学と同じレベルの洗練された内容が教えられていないと感じています。そのため、DNAの塩基配列や遺伝子予測のアルゴリズムなどを真に理解するのに必要な基礎的な学習が行われていない、と。

バイオインフォマティクスと呼ばれる概念は、今の時代に生物を学ぶ者にとって重要で、それに関連付けられた用語も覚えておいて損はありません。

その他の用語集

生物の用語と定義をより詳しく学びたい場合は、まず教科書を開いてみるのがよいでしょう。ほとんどの科学教科書には学習用の用語集が含まれているか、授業中に出てくる難解な言葉を理解するのを助けてくれます。

あるいは、それよりももっと幅広い生物学用語集をお探しの方は、オンラインで用語集が多数見つかります。

Weblioの生物学用語辞典や学会の各分野の生物学用語集といったウェブサイトでは、テーマに関わるキーワードが参照でき、高校の生物の学習にも役立ちます。

先生による用語習得の手助け

生物で苦労しており、学校の試験やセンター試験で助けを借りたいとお思いなら、生物の先生を雇ってみるのはどうでしょう。先生と一緒に毎週キーワードをおさらいして、基本的な語彙を集めたフラッシュカードの作成を手伝ってくれることでしょう。

優れた生物学の先生は少々値が張るかもしれませんが、生物を5段階中5の成績で卒業するか、成績がアップすれば、投資の元が取れることでしょう。また、生物学のオンラインコースを選択することもできます。こちらはよりフレキシブルにレッスンを受けられ、費用が浮く可能性があります。

自分はよりクリエイティブな方が好きだという方は、芸術と生物の接点をのぞいてみてはいかがでしょうか。

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