Chapters
- 01. 地理学用語集(ア~カ)
- 02. 地理学用語集(サ行)
- 03. 地理学用語集(タ~ハ行)
- 04. 地理学用語集(マ~ワ行)
「地理学は私たちの未来の鍵を握るテーマだ」
-マイケル・ペイリン(Michael Palin)
地理学は地球とその大気の物理的特徴を研究・精査する学問です。地理学の3つの主要な部門は、人文地理学、自然地理学と環境地理学です。
地理学など、複雑な用語が登場する学問分野を勉強するときは、用語集に頼ることが大切です。
用語集
次の用語集は、特定の研究分野の重要な学術用語と定義を「あいうえお順」でリストしています。
辞書をひも解く手間を省くため、新進の地理学者のために地理学で最も基本的な用語を集めた用語集を、愛情を込めて作成しました。
地理学用語集(ア~カ)

地理学の重要な用語の定義を思い出すのに役立つように、アからカ行までの地理的学の頻出用語を以下列記します。
【ア行】
緯度:地球表面上の座標の北または南の位置を指定するために利用される、地球上の架空の水平線。
オアシス:砂漠のような地理的に乾燥した場所にある水が湧き出る緑地。以前に特定の地域に水が存在していたために形成されます。
温室効果:太陽光の放射が大気中の二酸化炭素、水蒸気やメタンに吸収される結果、エネルギーが滞留し、大気圏内部の気温が上昇する現象。より詳細な定義については、こちらのリンクをご覧ください。
【カ行】
海流:特定の方向の海水の流れ。
火山:溶岩、岩石の破片、熱い蒸気、そしてガスが地殻から噴出する地形または山。有名な火山噴火について詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
化石燃料:ガスや石炭などの天然燃料。何百万年もの間存在してきた自然のプロセスや有機体によって形成される燃料源。
カタバティック風:重力で高所の空気が斜面に沿って下降し、滑降風、斜面下降風や下降風として知られている風。
灌漑:農作物に水をまくために巧妙に考え出された方法。
環境:私たちの周りにあるものすべて。あらゆる生き物や非生物が自然に発生し、共存している場。
干ばつ:平均的な降雨量よりも少ない時間長続きすること。生活環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
気候変動:過去数十年間の気象条件とは異なる新しい気象パターンの結果発生する、気候条件の変化。
気象学:大気の研究を含む、自然地理学の一部門。
群島:ガラパゴスやハワイといった島嶼群。
渓谷:峡谷よりも狭く、小川の流れ込みの侵食によって生み出される産物。通常とても狭く、非常に深いのが特徴です。
経度:地球の東半球と西半球に沿って正確な座標を決定するために用いられる架空の垂直線。
高度:海面からの垂直方向の高さ。
荒野:森林や砂漠などの野生の未耕作地域。誰もそこに住んでおらず、野生動物だけが住んでいます。
地理学には5つのテーマがあることや地理はさまざまな分野に枝分かれしていることはご存知でしたか?
地理学用語集(サ行)

以下はサ行の基本用語で、地理を学ぶ学生は覚えておいて損はないでしょう。
【サ行】
ザーゲン:風に吹かれた砂の激しい作用によって侵食されてできるきのこ型の岩。主に世界中の砂漠で見つかります。
再生可能資源:人間が消費する割合よりも速く自然に回復する天然資源。例としては、地熱エネルギー、水力発電、太陽光発電などがあります。
採石場:露天掘りの鉱山で、そこから岩石や鉱物を採掘します。
雑食動物:草食動物でも肉食動物でもない雑食動物は、植物や肉類の両方を食べる動物やヒトを指します。
砂州:通常は河口付近にある細長い砂州。それは潮の流れ、海流、波によって形作られます。
サバンナ:主にアフリカ大陸に位置する、植生が散在した熱帯の草原。
ジェット気流:対流圏上層に位置する強い偏西風の流れ。
地すべり:フリートウッドマックが発表した楽曲『ランドスライド』(地すべり)として有名なだけでなく、地すべりは山や崖から大量の土や岩石が滑り落ちることをいいます。
湿度:空気中の湿った重さ。湿度は大気中の水蒸気量によります。
収量:地理学では、収量という用語は自然のプロセスによって、または耕作を行うことで生産されるものを指します。たとえば、農家のトウモロコシの収量は年によって異なります。
蒸発:水が蒸気に変わるプロセス。
植物相:特定の地域、地理的位置、または地質学的時間単位(紀)の植物体。たとえば、ブナ、イチリンソウ、クサボタン、サザンカはすべて日本の典型的な植物です。
浸水:物が水に浸って水浸しになった状態で、重いか管理できなくなった状態。
森林破壊:人間が使用するために木を伐採し、森林を一掃する悪意のある行為。
成層圏:中間圏と対流圏の下にある地球の大気の一部。地表上空10~50キロに位置しています。
生息地:動物や植物の種が居住するエリアや地域。
生態系:有機体とそれらの物理的環境が相互に関わり合い、一つのシステムとして相互作用する生物学的なコミュニティ。
生物多様性:特定の地域で見つかる種や動植物の種類。
生物地理学:地球上の動植物の分布に関する地理学的研究。
地理に関する事実と有名な地理学者に関するSuperprofの記事もチェックしてみてください。
地理学用語集(タ~ハ行)

タ~ハ行の地理の基本用語に興味がある方は、次のリストをご覧ください。説明部分には覚えておくべき情報が含まれています。
【タ行】
大気:地球を取り囲む空気、ガス、および浮遊粒子状物質のおおい。窒素78.09%、酸素20.95%、それに19種類のその他のガス0.96%からなります。
台地:平らで比較的高い所にある広い地面。
地形図:天然および人工の二次元的な表面の特徴を表す大規模な地図。
地図学:地図を作成・編集したりする技術・学問。
地球温暖化:地球の気温が徐々に上昇することを意味し、近年環境保護論者がよく議題として取り上げるホットトピックです。温室効果ガスが閉じ込められることで、地球温暖化が引き起こされます。
地熱:地球から発生する熱源。
通気孔:火山性物質の流れを方向付ける、地球の地殻に開口するようなパイプ。
ツンドラ:グリーンランド、ヨーロッパ、北米など、世界の北極圏および亜寒帯に広がる広大で樹木のない地域。
デルタ:土が堆積している川の端または河口にある三角形の平野。
天然資源:自然に存在し商業的価値を有する物質。
動物相:特定の地域または時代に存在するすべての動物体。日本の典型的な動物相は鹿、日本猿、熊や猪などです。
都市気候:農村地域で経験する気候とは異なる、大都市圏特有の気候条件。
【ナ行】
農薬:害虫や昆虫を駆除し、それらの侵入を防ぐために使用される化学物質。
【ハ行】
バイオ燃料:生物体や自然物、ガス、アルコール、生物の死骸などから抽出された燃料。
半球:球の半分、そして地球は球なので地球の半分を意味します。地球は赤道によって南北の2つの半球に分かれます。東半球と西半球は子午線で分けられます。
氷床:50,000平方キロメートルを超える広大な地域を覆う巨大な氷の層。氷床は現在、南極大陸とグリーンランドにあります。
風食:風の作用によって引き起こされる物質の侵食。
物理的風化:一般に機械的風化とも呼ばれ、風や流水などの天然物質により岩石が分解されることをいいます。
保全:自然のままの、あるいは人間が作った景観をそのままの形で維持すること。
北極点:地球の北半球上の最も北の地点。赤道の北90度にあります。
地理学用語集(マ~ワ行)

【マ行】
マグマ:地表の下にある溶岩。地球のマントルや地殻に存在します。
無機物:自然の物に由来し、無生物、無生命、または無機化合物からなる物質。
モンスーン:夏(湿潤大気)と冬(乾燥大気)の2つの季節の間に発生する一般的な季節風。
【ヤ行】
有毒廃棄物:深刻な健康上の問題や、摂取または吸入した場合に重篤な病気または死亡する恐れがある化学物質からなる廃棄物。
【ラ行】
ラグーン:サンゴ礁と海岸線の間にある水域。通常は自然保護活動家が保護しています。
流出水:土壌に吸収されない、雨や雪解けから発生した水。
【ワ行】
ワディ:中東または北アフリカに位置する谷または渓谷を意味するアラビア語。雨季以外は一年中乾燥したままです。
地理愛好家であるあなたに、地理情報を研究するときに参照できる最も一般的な地理学の単語と定義を60以上ご紹介しました。用語を忘れてしまうこともありますが、よく整理された用語集が重要な事実や説明を思い出すのに役立つでしょう。
記憶が曖昧な場合でも、地理のイロハを思い出すことが大切です。
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