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地理のイロハ

作成者 Nana、公開日 11/06/2019 Blog > アカデミック > 地理学 > 地理学を習得する

「地理学は社会に出てから役立ちます。地理学を学んだ人は分析スキルを持っているので、採用する際に高く評価されています」
マイケル・ペイリン(Michael Palin

センター試験の地理の科目で高得点を狙っていたり、大学の中間・期末試験で高い評価をもらおうとしていたりしたら、ピッタリのウェブサイトをご覧になっています!

Superprofの本記事では、地理学の5つのテーマ地理学の分野地理学に関する興味深い事実地理学用語集、それに世界で最も有名な地理学者に焦点を当てます。大学受験の準備をしている高校生や大学で地理学の勉強をしている学生が成功を収められるように、サポートさせていただきます!

地理学の5つのテーマ

地理学は多様な学問分野で、世界の首都を暗記し地図を読むことにとどまりません。地理学には5つのテーマがありますが、学習を続けて地理学の理解を深めた人でなければそのことについて知っている人はあまりいません。

地理学の5つのテーマ 

余分な説明はさておき、次の分野が地理学の5つのテーマです。これらは、次の試験に向けて準備するのに役立つでしょう。

  • 位置:地理学の最初のテーマは、絶対位置と相対位置の2つのエリアに分けられます。絶対位置は、正確な住所または緯度と経度の座標を指します。相対位置は、ある場所から見た他の場所との位置関係について見たもので、単位としてマイル、キロ、方位や分が相対的な位置を表すために使用されます。
  • 場所:地理学の2番目のテーマは、誰かが利用できる空間内の特定の地点として定義されます。地理学の研究では、「場所」はある位置の人間的および物理的側面を指します。学生は、地名(toponym、特定の場所の名前)、サイト(site、場所の特徴の詳細な説明)、および状況(situation、場所の環境的な条件)という場所に関する3つのテーマについて学びます。興味のある人は、地理的な場所にはそれぞれ独自の特徴がある点を調べてみてください。
  • 人間と環境の相互作用:他の種と比較して、人間は環境に最も大きな影響を与えました。地理学の3番目のテーマは、新進の地理学者が取り組む次の3つの重要なポイントから成り立っています。それは、依存(dependency)、適応(adaption)、そして修正(modification)です。前記の3つのポイントのうち、「修正」は地球に最も悪影響を及ぼし、動物の絶滅、地球温暖化、そして気候変動を引き起こしました。この分野を専攻する学生は、人間の行為や行動が環境にどのように影響するかについて詳しく学びます。
  • 動き:地理学の4番目のテーマで、位置や地点の変化として理解されているものです。地球は絶え間ない「動き」で満たされており、地理的な研究では人間、その商品やアイデアの移転も扱います。このテーマでは、人口の移動や入植の研究にまつわる議論を展開します。
  • 地域:地理学の5番目のテーマである「地域」は、似たような特徴を持つけれど、境界などの固定された境界を必ずしも持たない領域として定義できます。町、市、地区、地方、国、そして大陸はすべて「地域」に分けることができ、地理学で地理をテーマに学ぶ学生は機能的な地域について学習します。地域は、その地域内の人、モノ、アイデアの流通を助けるよく発達した交通機関でうまくつなげられています。東京やニューヨーク市など多くの主要都市には、機能的な地域と見られる「郊外」があります。

これで、将来の地理学者の卵である皆さんは、地理学の5つのテーマについて頭に入れましたね。これらは、地理学の学問分野を完全に理解する道しるべになることでしょう。

地理学の分野

自然 絶景 秘境 自然地理学者は、気候変動などの自然界の世界から物事を観察します。(出典:pixabay)

重要な点は、地理学は広大なテーマが1つあるだけの学問分野ではないということです。地理学には、研究対象となるさまざまな種類の分野と部門があります

細かいことはさておき、興味のある人は次のはっきりと分かれた地理の分野を紐解いてみてください。

  • 人文地理学:地理学の基本的な分野の一つで、人、文化、経済、人と環境との相互作用といった重要な情報を調べます。一般的な言葉を借りると、「人類の研究」と表現することができます。人文地理学は他にも、経済地理学、人口地理学や医学地理学といった興味深いエリアに分岐します。
  • 自然地理学:地球の自然現象を扱う自然地理学は、地理学と地球科学という2つの主要な学問分野にまたがった分野です。英語では、Physical Geographyの他にも、GeosystemsやPhysiographyとも呼ばれる自然地理学には、たとえば、生物地理学、水資源地理、気候地理学、地形学といった部門があります。
  • 環境地理学:人文地理学や自然地理学ほど完全に確立された分野ではありませんが、環境地理学は、人間とその環境の間にある空間的側面の研究を取り扱っているため、現代世界では不可欠な分野です。病んでいる私たちの惑星、地球が病状を回復する上で切っても切り離せません。環境地理学には、危険学と政治生態学といった部門も含まれます。
  • 地図学:地図の製作について研究し実践する学問分野である地図学の歴史は、何世紀も前から始まりました。有名な地図製作者には、古代ローマのクラウディオス・プトレマイオス(英称:トレミー、Ptolemy)、中世のアラブ人地理学者のイドリースィー(Al Idrisi)、さらにアメリカのヘンリー・ペルハム(Henry Pelham)がいます。地図の製作を勉強していると、うまく設計された地図は使いやすく、はっきりしていて、対象と地図の間に正確な線引きがされていることがわかるはずです。

地理学は、興味深く、研究対象が幾層にもわたる学術的テーマで、注意を傾ける価値があります。センター試験で地理を選択した人は、素晴らしい選択をしたといえるでしょう!

地理に関する事実

像 サファリ アフリカ アフリカは息をのむほど美しい国ですが、地理的に見て他の大陸とは違ったユニークな点があります。(ソース:pixabay)

覚えやすい簡単なトリビアで、夕食会のときにゲストに「おお」と言わせる知識が披露できたらどれほどいいでしょう。世界は神秘的かつユニークなところで、世界の各大陸に各種の地理的なトリビアが数多くつまっています。

そのため、単刀直入に、世界の各大陸から集めた最も心を打つ地理的なトリビアについてお話します。

アフリカ

アフリカは、世界で2番目に大きな大陸です。アフリカについての興味深い地理的な事実を以下ご紹介します。

  • アフリカは、南半球と北半球、それに地球を本初子午線で分けた西半球と東半球すべてにまたがる唯一の大陸です。
  • 世界で2番目に大きい川であるナイル川を擁し、その流域は11か国にわたります。

南極大陸

南極大陸は人類が最後に発見した大陸で、世界中から勇猛果敢な探検家の挑戦を受けています。南極についての2つの地理的な事実を以下ご紹介します。

  • 南極大陸は、地球上で最も寒く、乾燥していて、強風が吹き荒れる大陸です。またその平均標高は世界の大陸の中で最も高くなっています。
  • 世界の氷の90%、淡水の70%は南極にあります。

アジア

地球上で最も人口の多いアジアは、西洋人にとっては文化的に興味深く、あっと言わせる美しい大陸ですアジアについての興味深い地理的な事実を以下ご紹介します。

  • アジアには、地球上で最も標高が高い地点と最も低い地点が存在します。エベレスト(標高8848メートル)と死海(海抜412メートル)です。
  • アジアの人口は44億人で、他の大陸の全人口を合わせた数を上回ります!中国とインドは、世界で唯一10億人以上の人口を有する国です。

ヨーロッパ

おそらく観光で最も人気の大陸、ヨーロッパは、歴史、美しい風景、そして偉人を数多く輩出した大陸に位置しています。ヨーロッパについてのユニークな地理的な事実を以下ご紹介します。

  • ヨーロッパのイタリアの中には2つの国があります。バチカン市国とサンマリノです。また、バチカン市国は面積の点で世界最小の国です。
  • ギリシャの国歌はとてもユニークで、158の節で構成されています。歌詞を見ずに歌い切れる人がいるのか、怪しいところです。

北米大陸

北米は世界中から移民を受け入れている最も多文化な大陸の一つで、訪れる価値のある大陸です。北米についての興味深い地理的な事実を以下ご紹介します。

  • カナダには世界の自然湖の半数以上があり、国土の9%が水に覆われています。
  • 中央アメリカのどの地点も海(大西洋または太平洋)から201キロ以内にあります。

オセアニア

オセアニアは、オーストラリア、メラネシア、ミクロネシア、ポリネシアで構成されています。パラダイスのようなビーチと小さな島々で知られるオセアニア大陸は多くの人のドリームランドです。オセアニアについての最も興奮するような地理的な事実を以下ご紹介します。

  • オーストラリアの人口はアメリカのテキサス州の人口よりも少なく、またオセアニアに生息する羊の数の方が人口を上回っていることが証明されています。
  • オセアニア全土に25,000を超える火山島や熱帯の島が点在していると推定されています。

南米

色々な表情を見せる風景、愛らしい文化、そして驚嘆するような美しさを誇る南米は、多くの旅行者を虜にしてきました。南米についての興味深い地理的な事実を以下ご紹介します。

  • 南米には、世界最大級の国が2つあります。ブラジルとアルゼンチンです。ブラジルは大陸の半分をカバーし、アルゼンチンはスペイン語圏で最大の国です。
  • チリのアタカマ砂漠は世界で最も乾燥した場所で、気象観測所によると、一度も雨が降ったことがないエリアもあるそうです!

世界のユニークな特徴を知ることができるのは、地理学を学ぶ上で感じられる最大の喜びの一つです。地球がどれほど美しいかを理解すれば、多くの人の目を開かせて現在私たちが直面している深刻な問題にもっと関心をもってもらえることでしょう。世界は私たちの手で救う必要があります。地球はたった一つしかないかけがえのない存在です!

地理学用語集

地球 自然 自然保護 用語集の定義を借りると、「保全」とは、自然のものをそのままにしておくことを意味します。(出典:pixabay)

地理学は全体的に数多くの専門用語を使う学問分野であるため、用語集が不可欠です。これがあれば、基本的な用語を正しく復習することができます。

次の用語集は、これまで見てきたテーマに関係する重要な学術用語と定義を「あいうえお順」でリストしています。さらに、Superprofでは他にも重要な用語をいくつか集めた地理学用語集(長編)を用意しました。

地理学用語集(短編)

緯度:地球の南北の座標を指定するために使用される架空の横軸の垂直線。

群島:ガラパゴスやハワイといった島嶼群。

渓谷:峡谷よりも狭く、小川の流れ込みの侵食によって生み出される産物。通常とても狭く、非常に深いのが特徴です。

経度:地球の東半球と西半球に沿って正確な座標を決定するために用いられる架空の縦軸の垂直線。

サバンナ:主にアフリカ大陸に位置する、植生が散在した熱帯の草原。

生態系:有機体とそれらの物理的環境が相互に関わり合い、一つのシステムとして相互作用する生物学的なコミュニティ。

都市気候:農村地域で経験する気候とは異なる、大都市圏特有の気候条件。

地球温暖化:地球の気温が徐々に上昇することを意味し、近年多くの環境保護論者から議題として取り上げられています。温室効果ガスは地球温暖化を引き起こす原因になっています。

保全:自然のままの、あるいは人間が作った景観をそのままの形で維持すること。

有毒廃棄物:深刻な健康上の問題や、摂取または吸入した場合に死亡する恐れがある化学物質からなる廃棄物。

上記の用語は、用語集で取り上げられている重要な地理的用語の抜粋です。もっと紐解きたい方は、用語集をご覧ください。

有名な地理学者

歴史上、有名な地理学者が数多く輩出されました。彼らの発見によって、人文地理学、自然地理学、環境地理学に対する理解が深化しました。

前置きはさておき、次に挙げるのは、有名な地理学者と手がけた研究についての情報です。

  • アレクサンダー・フォン・フンボルト(Alexander von Humboldt):ドイツの地理学者で、1799~1804年にアメリカ大陸に渡って研究を行ったことで広く知られています。今でこそキューバ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、メキシコとして知られている国々で行った観察では、それまで知られていなかった事実に光を当てました。フンボルトが収集した地理的および生物学的データは長年にわたって記録され、最終的には『コスモス』として知られる5巻にわたる地理学の書籍として1845年~1862年の間にまとめられました。
  • エレン・チャーチル・センプル(Ellen Churchill Semple):アメリカの有名な女性地理学者およびフェミニストの象徴。センプルは、1921年にアメリカ地理学会の最初の女性会長を務め、物議をかもした環境決定論(Environmental Determinism)を唱えたことで知られています。自然環境が社会をどのように特定の方向に発展させるかについて研究しました。
  • クラウディオス・プトレマイオス(Claudius Ptolemaeus):その地理学における功績は、『地理学』という著書で知られています。当時のローマ帝国ではまだ知られていなかった地理学的な座標を集めたものです。その著作には、地図の製作の難しさと、当時考えていた未来の製図プロジェクトについて述べられています。プトレマイオスは地理学の真の先駆者として数多くの人から広く認められていて、その作品の価値は何世紀経っても色あせることはありません。

センター試験や大学の試験で専門的な勉強をすることは難しく感じることもかもしれませんが、有益な情報とありがたい手助けを得ることで、試験に合格し、高得点をたたき出すことは不可能ではありません。

地理の試験を前にしても、恐れることはありません。地理学が、文化、気候、世界の国々の出来事の理解を深める上で非常に多様なテーマであることに意識を傾けましょう。地理学を学べば、日本を離れることなく世界中を旅することができますよ!

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