「英語を話す国ってどこ?」、「英語が通じる国は何カ国あるの?」と気になったことはありませんか?
英語を話す国は「英語が母語の国」「公用語として使う国」「公用語でなくても広く通じる国」の3タイプに分けると整理しやすくなります。英語が公用語の国は一般に50カ国以上とされ、アジアやアフリカにも広がっています。
そこで、この記事では英語圏の国を地域別に一覧形式で紹介し、最新の英語力ランキングや目的別の国選びも解説します。記事の最後には、渡航前の英語準備に役立つSuperprof(スーパープロフ)についても紹介しています。
英語を話す国は何カ国?
英語を話す国とは、国民の多くが英語を母語・公用語・第二言語のいずれかとして日常的に使う国のことです。一口に「英語圏の国」といっても、英語との関わり方は国によって大きく異なります。
まずは数え方と分類の基本を押さえましょう。
英語が公用語の国の数え方
英語が公用語の国は、資料によって差はあるものの、50カ国を超えるというのが一般的な見方です。

数がまちまちになるのは、主に次の3つの理由によります。
- 公式な集計がない:英語を公用語とする国を数えている国際機関はありません。
- 地域を含めるかどうか:独立国だけか、グアムや香港のような地域も含めるかで結果が変わります。
- 法律上か事実上か:法律で定めた公用語だけを数えるか、事実上の公用語も含めるかで差が出ます。
国の数を見比べるときは、何を数えた結果なのかを確かめておくと混乱しません。母語以外で英語を使う人が世界中にいることも、英語が世界共通語と呼ばれる理由の一つです。
公用語・母語・第二言語の違い
英語を話す国を整理するときに欠かせないのが、次の3つの言葉の区別です。
- 公用語:国が行政や司法、教育などの公的な場で使うと定めた言語。
- 母語:幼い頃から自然に身につけた言語。
- 第二言語:母語の次に習得し、生活や仕事で日常的に使う言語。
意外なことに、英語を母語とする人が多い国ほど、法律上の公用語を定めていない場合があります。イギリスやオーストラリアでは、英語は法律で決めた公用語ではなく、事実上の公用語という位置づけです。アメリカも長く連邦レベルの公用語がありませんでしたが、2025年3月の大統領令で英語が公用語と定められました。反対に、フィリピンやケニアのように母語は別にあり、英語を公用語として使う国も少なくありません。
英語圏の国を3つに分ける考え方
英語を話す国を理解するうえで役立つのが、言語学者ブラジ・カチュルが1985年に提唱した「同心円モデル」です。英語との関わり方によって、世界の国々を3つの円に分けて捉えます。
| 分類 | 英語の位置づけ | 主な国 |
|---|---|---|
| 内円 | 国民の多くが母語として話す。 | アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アイルランド |
| 外円 | 公用語や第二言語として定着している。 | インド・シンガポール・フィリピン・ナイジェリア・ケニア |
| 拡大円 | 外国語として学ぶ。 | 日本・中国・韓国・ヨーロッパ大陸の国々 |
外円の国の多くは、かつてイギリスやアメリカの統治を受けた歴史を持っています。独立後も、異なる民族や言語をつなぐ共通語として英語が残りました。日本は拡大円に入りますが、同じ拡大円でも英語が広く通じる国は少なくありません。
英語を外国語として学ぶ日本では、日常で英語を話す場面がどうしても限られます。英語の個人レッスンなら、講師を相手に声に出して話す時間をしっかり確保できます。
英語が公用語の国一覧【地域別】
英語が公用語の国は北米やヨーロッパだけでなく、アジアやアフリカ、カリブ海にも広がっています。代表的な国を地域別にまとめました。
| 地域 | 国・地域 | 英語の位置づけ |
|---|---|---|
| 北米 | アメリカ | 公用語(2025年の大統領令で指定) |
| 北米 | カナダ | フランス語と並ぶ公用語 |
| ヨーロッパ | イギリス | 事実上の公用語 |
| ヨーロッパ | アイルランド | アイルランド語に次ぐ第2公用語 |
| ヨーロッパ | マルタ | マルタ語と並ぶ公用語 |
| オセアニア | オーストラリア | 事実上の公用語 |
| オセアニア | ニュージーランド | 事実上の公用語(法定の公用語はマオリ語と手話) |
| アジア | シンガポール | 4つの公用語の一つで行政の共通語 |
| アジア | フィリピン | フィリピノ語と並ぶ公用語 |
| アジア | インド | ヒンディー語と並んで連邦の公務に使う言語 |
| アジア | パキスタン | ウルドゥー語と並ぶ公用語 |
| アジア | 香港 | 中国語と並ぶ公用語 |
| アフリカ | 南アフリカ | 12の公用語の一つ |
| アフリカ | ケニア | スワヒリ語と並ぶ公用語 |
| アフリカ | ナイジェリア・ガーナ | 公用語 |
| カリブ海・中南米 | ジャマイカ・バハマ・ベリーズ・ガイアナ | 公用語 |
北米・ヨーロッパ・オセアニア
内円の国の多くは、この3つの地域に集まっています。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドは、国民の大半が英語を母語とする代表的な英語圏の国です。ただし、次のような例外や特徴も知っておくと安心できます。
- マルタ:マルタ語と英語の2つが公用語の島国です。
- カナダ:ケベック州ではフランス語が主に話され、街の看板や案内もフランス語が中心になります。
- アイルランド:第1公用語はアイルランド語ですが、日常生活で主に使われているのは英語です。
アジア
アジアの英語圏の国として代表的なのは、シンガポール・フィリピン・インド・パキスタンなどです。同じアジアでも、英語の使われ方は国ごとに異なります。

- マレーシア:公用語はマレー語だけですが、都市部のビジネスや教育では英語が広く使われています。
- シンガポール:英語・マレー語・中国語・タミル語の4つが公用語です。民族の違う人同士をつなぐ共通語として、英語が使われているのが特徴です。
- フィリピン:街の看板や新聞に英語があふれ、多くの人が日常的に英語を使います。
- インド:数多くの言語を抱える多言語国家で、英語は州を越えて通じる行政やビジネスの言葉です。
アフリカ・カリブ海
アフリカには、イギリスの旧植民地を中心に英語を公用語とする国が多くあります。カリブ海や中南米にも、地図で見ると意外に感じる英語圏の国が点在しています。
- ナイジェリア・ガーナ・ケニア:多くの民族語が話される中で、英語が政治や教育の共通語の役割を担っているのです。
- 南アフリカ:英語を含む12の言語が公用語で、2023年には手話が12番目の公用語に加わりました。
- ジャマイカ・バハマ・ベリーズ・ガイアナ:カリブ海や中南米で英語を公用語とする国々です。
英語が通じる国|公用語でなくても話せる国
英語が公用語ではなくても、英語が通じる国は世界にたくさんあります。目安になるのが、英語を母語としない123の国と地域を対象にした「EF英語能力指数(EF EPI)」です。2025年版のデータをもとに、地域ごとの傾向を見ていきましょう。
ヨーロッパはオランダと北欧が上位
EF EPI 2025で1位になったのはオランダで、上位10カ国はすべてヨーロッパの国でした。北欧の国もノルウェー5位・デンマーク7位・スウェーデン8位と上位に並び、フィンランドも12位に入っています。これらの国ではテレビ番組や映画を吹き替えでなく字幕で見ることが多く、子どもの頃から英語を耳にする機会が多いとされます。
母語の話者が少ない国ほど、仕事や学問で英語を使う必要に迫られやすいことも背景の一つと考えられます。ほかにもオーストリア3位・ドイツ4位・ポルトガル6位など、ヨーロッパの国々が高いスコアを記録しました。
アジアで英語が通じる国
アジアで英語が通じる国の筆頭は、英語を公用語とするシンガポールとフィリピンです。EF EPI 2025では、英語が公用語ではないマレーシアが24位でアジア最上位となり、フィリピンも28位と高い水準でした。マレーシアは多民族国家で、母語の異なる人同士が英語で話す場面が多いことが背景にあります。香港も英語が公用語の一つで、観光地や交通機関の案内は英語でも充実しているのが特徴です。
一方でタイやカンボジアなどは、観光地を離れると英語が通じにくくなる傾向があります。
シンガポール:英語が公用語で、行政や街中でも日常的に使われています。
フィリピン:英語が公用語で、EF EPI 2025でも28位と高い水準です。
マレーシア:公用語ではないものの、EF EPI 2025で24位とアジア最上位でした。多民族国家で、英語で話す場面が多いことが背景にあると考えられます。
香港:英語が公用語の一つで、観光地や交通機関の案内も英語で充実しています。
タイ:観光地では通じても、離れると英語が通じにくくなる傾向があります。
カンボジア:EF EPI 2025では123位で、対象国の中で最下位でした。
日本は英語が通じにくい国?
では、日本は世界の中でどの位置にいるのでしょうか?
日本の英語力の順位
123の国と地域中
EF EPI 2025で日本は123の国と地域のうち96位となり、5段階で最も低い「Very low」の区分に入りました。技能別では「読む」が最も高く、「話す」が最も低い結果です。地域差も大きく、関東と中国地方では40ポイント以上の開きがありました。海外から見れば、日本は「英語が通じにくい国」に入るのが現状です。
英語を話す国でも英語は一つではない
英語を話す国が多ければ、その分英語の姿も多様になります。イギリスとアメリカの間でも綴りや発音に差があり、イギリス英語とアメリカ英語の違いは学習者がよく迷うポイントです。シンガポールでは、中国語やマレー語の影響を受けた「シングリッシュ」と呼ばれる英語が日常的に話されています。インドやフィリピンの英語にも、それぞれ独特のリズムや言い回しがあります。
こうした英語は「間違った英語」ではありません。

言語学では、地域ごとに根づいた多様な英語を「World Englishes(世界の英語)」と呼び、それぞれを独自の英語として捉えています。
英語は今や、母語の異なる人同士の会話でも盛んに使われています。
完璧な発音を目指すより、さまざまななまりに慣れて意図を伝え合う力を育てるほうが、実際の場面では役に立つはずです。
英語を話す国の選び方【目的別】
英語を話す国の中から行き先を選ぶなら、まず目的をはっきりさせることが大切です。英語圏の国に滞在して英語に囲まれた毎日を送ることは、英語力を伸ばす効果的な方法の一つでもあります。留学・費用・ワーホリの3つの目的別に、候補となる国を見ていきましょう。
留学なら英語が母語の国
大学や大学院への進学、本格的な語学留学を考えているなら、英語が母語の国が有力な候補です。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアには世界的な大学が多く、専門分野と英語を同時に深められます。授業の外でも英語に触れ続けられるため、生活そのものが学びの場になります。
出願時にはIELTSやTOEFLなどのスコア提出を求められるのが一般的です。どの試験を受けるかは、英語資格の種類を見比べて決めると効率的でしょう。ただし学費や生活費は高くなりやすいため、為替の動きも含めて早めに予算を立てておいてください。
費用を抑えるならフィリピン

留学の費用をできるだけ抑えたい人には、英語が公用語のフィリピンが選択肢になります。
物価が日本より低いため、滞在費を含めた総額を抑えやすいのが魅力です。
語学学校ではマンツーマン授業を中心にしたカリキュラムが多く、短期間でも話す量を確保できます。
日本からの飛行時間が比較的短く、1週間程度の短期留学から試しやすい点も見逃せません。最初の数カ月をフィリピンで過ごし、欧米の国へ移る「2カ国留学」という選び方もあります。
ワーホリで行ける英語圏の国
働きながら海外で暮らしたいなら、ワーキング・ホリデー制度を活用する方法もあります。外務省によると、日本と制度を結ぶ国・地域は2026年4月1日時点で32あり、対象年齢は原則18〜30歳です。
英語が公用語(事実上を含む)の国・地域は、オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・英国・アイルランド・香港・マルタの7つです。マルタは2026年に新たに加わり、ヨーロッパで英語を使って働ける選択肢が広がりました。オランダや北欧の国々も協定相手に含まれており、英語が通じやすい非英語圏で暮らす道もあります。
英語を話す国へ行く前に個人レッスンで準備しよう
英語を話す国で過ごす時間を充実させるには、出発前の準備が欠かせません。自分の目的に合わせて学ぶなら、講師と学習者をつなぐプラットフォームSuperprof(スーパープロフ)を活用してみてください。
Superprofが選ばれる理由
- 登録無料・仲介手数料なし:先生と直接やり取りする仕組みのため、レッスン料を抑えやすくなっています。
- 初回レッスン無料:92%の先生が体験レッスンを無料で提供しています。留学前の不安や目標を、気軽に相談してみてください。
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まとめ
英語を話す国には「英語が母語の国」「公用語や第二言語として使う国」「公用語でなくても英語が広く通じる国」の3タイプがあります。英語が公用語の国は北米やヨーロッパだけでなく、アジアやアフリカ、カリブ海にまで広がっています。オランダや北欧、マレーシアのように、公用語でなくても英語がよく通じる国も少なくありません。留学・費用・ワーホリなど目的に合わせて行き先を選び、出発前から話す力を磨いておけば、現地で過ごす時間はより実りあるものになるはずです。
AIで要約









