Chapters
- 01. コード習得のための段階的なトレーニング
- 02. コード間で、共通して押さえる箇所を見つける
- 03. 自信を持って次のコードへ移る
- 04. コード進行のためのヒント・アドバイス
ギターは好きな曲をすぐに真似て弾けるようになるので、ビギナーがギターのトレーニングを行うことはとても効果的です。
ギターの基礎をマスターできたら、学びを先に進めるのは簡単。これは、完全な初心者でも同じです。
基礎的内容には、スケールや基本的なコードを知ることで、音符やタブ譜を読めるようになることが含まれます。ギターの基礎レッスンは、基本事項を学ぶのにとても効果的です。少し音楽の理論も学べたら、なお良いでしょう。
メジャーコード、マイナーコード、セブンスコード、ハーモニックコード、ペンタトニックスケール。コードは、ギターと耳の訓練に欠かせないものです。
ネックとフレットボードは重要なギターのパーツで、指を適切な位置に置いたり、弦を鳴らしたり、コード進行を覚えたりすることがかなり重要になります。
それができるようになったら、「私、ギター弾くんだ」と公言できますし、ギターのメリットを享受できるようにもなります!
コード習得のための段階的なトレーニング
初心者の場合は特に、ギターのトレーニングは簡単ではありません。弦を押さえるので指は痛くなりますし、右手が左手と噛み合わないことも。バレーコードを使ってメロディーを奏でるなんて不可能にすら感じます。
使うギターの新しさに関係なく、ビギナーの場合、チューナーを入手し、ギタースケール、楽譜の読み方、フィンガーピッキングのようなテクニックを学ぶことをオススメします。さらに、基本的なギターコードを知りましょう。コード進行を覚えることで、全体的によりスムーズにメロディーを奏でていくことができるようになります。さらに重要なのがスムーズに弾けるようになること。そうなれば、指先に感じる痛みも軽減されていきます!
嬉しいことに、皆がよく知っている曲のタブ譜とコード表は、インターネットや専門誌でも手に入るので、それらを使って練習できます。簡単なギター曲やアルペジオは、すぐにできるようになるはず。その後、ジミ・ヘンドリックスのようにギターのリフやリックを操ったり、自分のソロを奏でることができるようになるでしょう!
しかしその前に、ギターのリズムを維持しながら二つのコードを一緒に弾けるようになる必要があります。それがマスターできたら、さらに努力を重ね、曲を弾いていくことになります。
けれど、「コードを弾く」って実際どうやるのでしょうか?以下はそのための、ギター初心者向けアドバイスです。
コード間で、共通して押さえる箇所を見つける
コードを識別し、よく知ろう。
F、Eマイナー、Cメジャーの違いを知りましょう。これにより、運指のテクニックが学べ、自信を持って弾くことに繋がります。
二つ以上のコード間をうまく移動するには、共通して押さえる指の位置を把握することがまず大切です。
- 連続した二つのコードで、一つでも同じ指を使うようであれば、フレット上ですべての指を移動させる必要がなくなり手の位置取りがスムーズになります。
- 二つのコード間で、指の位置が少ししか変化しない場合、手を動かすのは一部で済みます。

- コードの位置が1フレットあるいはいくつかの弦の間を移動する場合も、指を一本一本動かす必要はありません。必要な弦の数に応じ、手が自然に動くからです。
- 連続する二つのコードが同じ順序に並んでいる場合、指をまとめて動かしスピーディーに音をとりましょう。
- よく使われるコード進行の中で指使いがスムーズでない場合、一つのコードの指の置き方を変えましょう。すると、二つのコードでいくつか同じ指を使っているような印象になります。
- コード間で、共通して押さえる位置がない場合、残念ながら近道はなし。二つのコードを別個に記憶し、スムーズに指を動かせるようになるしかありません。タブ譜をよく読み、もう一方の手で音を鳴らしながら行います。
以上のことが重要な理由
異なるコードを学ぶ中で、共通して押さえる位置を効果的に活かせるようになります。そして練習とともに、指を動かすことなく手全体を移動させることで、楽に滑らかに演奏できるようになっていきます。
効果的にコードを弾くエクサイズ
二つのコード間で、いくつかの指が同じポジションに留まる場合、他の指は動かしつつ、全く同じ位置に置いたままにします。
全体的な位置を変える必要がある場合、手は放しても指はその位置にキープするようにします。この練習で、左手をネックに置くことなく、スピーディーにコードの位置取りができるようになります。
このシンプルなエクササイズで、手が指の動きを覚え、流れよくスムーズに弾けるようになるでしょう。
動きを分析する
二つのコードに開放弦が含まれる場合、弦に指を置くことなく音を出すことができます。
人差し指と薬指は今度はどこに置く?といった形で、動きを分析できるようになれば、他の指では弦を押さえずにコードを弾けるかがわかるようになります。
自然なコード進行で、すばやく動かせるようになるでしょう。
自信を持って次のコードへ移る
二つのコードを弾くには、レベルによりますが平均6つのスモールステップが必要となります。
まず習いたいコードを暗記し、一つのコード進行ができるようにならなければなりません。

忍耐強くギター練習をしましょう!オンラインのギターレッスンを受講した場合ですら、一度でコードを弾けるようにはなりません。
以下で、コードの弾き方をステップごとに説明します。
- 左手で最初のコードを押さえる。
- その位置をゆっくりと変えて、次のコードを押さえる。
- 指の動きをよく見て、二つのコードで共通して押さえる点があるか、指が互いに交差しないか、位置が全く変わらない指はあるか、といったことを確認する。
- 一つ目のコードから二つ目のコードに移ったら、その逆を行う。すなわち、ゆっくりとソフトな動きで、二つ目のコードから一つ目のコードに移る。指はできるだけリラックスさせ、動きを最小限に留める。指の筋肉を育てるため、コード間のこの「グリッサンド」をゆっくりと大げさな動きで行うことが大事。指の位置取りを習慣化できることが最も重要。そうなれば、連続した音のリズムやスピード、クレッシェンドなどを意識して弾けるようになる。
- 上記のステップを、必要に応じ約20回またはそれ以上繰り返す。この練習で、楽にリラックスした状態で、自然で直感的な動きが身につく。
- 最後のステップは、このエクササイズ全体のまとめ。右手で弦を鳴らしてみる。音の調整がとれているかを確認するため、各弦を一本ずつ鳴らしてみて音を確認する。
- これは、アルペジオの演奏に役立ちます。
コード進行のためのヒント・アドバイス
定期的な練習
エリック・クラプトン、ボブ・ディラン、ベン・ハーパーといったプロのようにコードを弾けるようなるのに、一つアドバイスするとすれば、もちろん定期的なトレーニングでしょう。

これは何を意味するのでしょうか?ギターをなめらかに弾けるようになるには、どのくらいの時間練習すべきなのでしょうか?プロのギタリストは、毎日または二日に一回、10~15分練習することを勧めています。これにより、自然に手が動くようになり、体がコードと指の動きを「記憶」するようになるからです。オープンコードやメジャーコードといった言葉の違いもすぐ理解できるようになるでしょう。
ギターインストラクターのサポート
自分でやる気を出し、うまくコード進行できるようになるのが難しければ、ギターの指導者にサポートを依頼しましょう。個別指導やギターコースで、音についてのアドバイスをしてくれることでしょう。経験者の友達に無料のギターレッスンを頼むこともできるのでは?
そうして見つけたギターの先生は、知らずに身に着けている悪いクセや間違いを指摘してくれます。

ギターの先生がいれば、指のフォームや弾き方、練習などについてすぐにフィードバックをもらうことができます。また、お手本となってくれるので、トレーニングが強化されます。
リズムをキープする
ロック、リズム、ブルース、ジャズなど、ギターの種類に関係なく、うまく弾くにはリズムが非常に重要です。とりわけ、コード進行でリズムを失わないことがとても大切です。
コードを変えるときにスローダウンしないようにします。メトロノームを使うと良いでしょう。タイミングが遅れていないか確かめられるので、適切にコードを押さえながら正しいテンポで弾けるようになります。
二つのコードをマスターできて指を正確に置けるようになったら、タイマーを使い、ギターネックを行き来しながら何度でもこの練習をしてみましょう。ギターを学ぶ次のステップは、四弦あるいは五弦のコード(パワーコード)を学ぶことです
量より質を優先しましょう。しっかりした音を出して、1分間適切なコード進行を5回(15シーケンス)弾けるように練習しましょう。
息継ぎに注目する
これは、コード進行において開放弦が鳴る際のほんの一瞬の間の息継ぎを意味し、これによりシーケンスを成功させることができます。
この「呼吸」は必ずコード移動の前にきます。具体的には、後に小節の冒頭部分が続くような8分音符のところで行います。
テクニカル重視の方へ-ピックを使って二つのコードを弾くとき(大抵8分音符二つから成る)、二回のピックストロークではなく、開放弦が鳴る小節最後の部分で左手を適切に位置取れるようになりましょう。
コードシーケンスをビジュアライズする
バレーコードのシーケンスをビジュアライズ(イメージ)できるようになりましょう。
楽譜の読み方をどう習得したか、覚えていますか?目を閉じ、コードからコードへと適切なポジションに指を置く様子をイメージします。
頭の中のでこのイメージを描ければ、スムーズにその動きができるようにマインドが準備されます。
できれば、動かさない指をサポートとして、あるいは、コード間の移動軸として利用しましょう。次のステップとしては、カポやアンプといった道具を使い、コード進行やギター曲の演奏をレベルアップしていくことになります。
これで、ギターコードを弾く方法を理解できたかと思います!プロのギタリストになる、第一歩を踏み出しました。
今日のギターアドバイス、いかがだったでしょうか。忘れずに練習を行い、ギターへのモチベーションを強く保ってくださいね!自分がステージに立ち、ギターソロを弾いている様子をイメージしましょう!
ギター習得に役立つビデオゲームについても読んでみてください。
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