従来のドラムセットのパーツ

従来のドラムセットのパーツ

初期のクラシックオーケストラでは打楽器奏者は特定の楽器を担当していましたが、時代の移り変わりと共にドラム奏者は楽器を組み合わせてひとりで複数の楽器を同時に演奏するようになりました。ドラムペダルの発明により、複数のスタンド支持ドラム、フロアタム、スタンド、シンバルペダルを組み合わせ、低音から高音までバリエーションを増やせるようになりました。 その後、ドラムセットの原型が誕生しました。しかし打楽器の種類はとても多いため、ドラムレッスンを受ける場合に、初心者として最初にどのドラムを購入するべきか悩んでしまう人も多いでしょう。 ドラムセットの構成は音楽のジャンルにより多少異なりますが、便利なドラムセットとして購入できます。ドラムの腕が上達したら、フロアタムはグレッチ製カタリナバーチ、シンバルはマイネル製Byzance Jazzハイハットシンバル、タムはヤマハ製ステージカスタムなど自分で組み合わせたくなる人もいるでしょう。しかし初心者のうちは、この記事に掲載されたドラムセットについてのガイドを参考にしてください。 まだドラムの講師がいない人のために、Superprofではドラムレッスンを提供してくれる講師をご用意しています。 ジュニア用ドラムセット ドラムを始めたばかりで音楽に関する知識が少ない人や、子供用のドラムセットを探している人は、ジュニア用ドラムセットを試してみてください。 ドラムを続けていく決心がついたら、他のドラムやシンバルを追加するか、現在持っているジュニア用ドラムセットを他の初心者に売り渡しましょう。中級レベルまで上達したら、自分のレベルに合った新しいドラムセットの購入を検討しましょう。ドラム演奏の感覚をつかみ、スティックさばきとリズムを習得するには、基本的なドラムセットで十分です。 ジュニア用ドラムセットは、下記のスリーピースから構成されています。 スネアドラム バスドラム スタンド固定タム ハイハット スタンド固定シンバル ドラムスローン(椅子) 基本的なアコースティックドラムセット 基本的なドラムセットはスタンダードで、音楽ジャンル間の主な違いは楽器の数、ドラムの寸法、材質です。 適切なサイズは5ピースのドラムセットで、必要に応じて拡張できます。特にプロのロックバンドのドラマーは自分のドラムセットをカスタマイズすることが好きです。しかしほとんどの曲は5ピースのドラムセットのバリエーションで演奏できます。 初心者の人も、簡単なドラムソングでドラムを練習できます。 オーソドックスなドラムセットには、下記のパーツが含まれます。 バスドラム スネアドラム ローピッチ、ミドルピッチ、ハイピッチタム(全てバスドラムの上部にセットされている場合もフロアタムが含まれる場合もあり、ジャズ、ロック、フュージョンなど音楽のジャンルにより組み合わせが異なります) クラッシュシンバル(2枚) ハイハットシンバル エフェクトシンバル ドラムスローン(椅子) バスドラム は円筒形の大型な打楽器で、コンサートティンパニーなどの他のローピッチドラムと比較すると、寸法より胴の奥行きがかなる短くなっています。サイズは様々ですが、サイズよりも材質など他の要素の方が音の違いに与える影響は大きくなります。 音の重厚さは直径やドラムのシェル(胴)の厚さ、材質(カバノキ、マホガニー、金属)、木目の向きにより変わります。ドラムへの膜の張り方によってもピッチに影響が出ます。 一般的に、バスドラムは下記のドラムスティックで演奏されます。 フェルトチップ付きマレット マレット&ルーテ ペアマレット ドラムロール用両端ヘッド付きマレット ビーター(ペダル動作用マレット) バスドラムは主に下記の3種類に分類されます。 コンサートドラム コンサートバスドラムは両面太鼓でロッドが張られています。通常は寸法40インチで胴の奥行きが20インチです。 コンサートバスドラムはスタンドに取り付け、水平から垂直に角度を調整できます。 音量は大きく、いくらか反響します。 キックドラム 通常、ドラムセットのバスドラムはコンサートドラムより小型で、直径は16~28インチ、胴の奥行きは12~22インチです。ここ20年の一般的なサイズは20 x 14インチでしたが、最近は22 x 18 インチが主流です。 キックドラムの名前は、ドラムセットの一部としてバスドラムの音を出すために使われたドラムペダルに由来します。キックドラムではペダルは床に配置され、ドラム本体はスタンドに垂直にかけられます。ドラムペダルはドラマーが最初に開発して、それからドラムセットの原型を使うミュージックホールバンドの数が増えるにつれ、市販化 されるようになりました。ラディック社は世界初の高速バスペダルを開発したことで知られています。 ドラムの歴史についても学習しましょう。 現在では多くのロックドラマーがドラムセットでダブル・ベース・ドラムを使っているため、当然ツインペダルが必要となります。ツインペダルは最初にジャズで導入されて、現在ではフュージョン、ロック、パンクバンドでも一般的に使われています。 ドラムセットで使用されるバスドラムでは、音を小さくするためにマッフルヘッドが使われる場合があります。 マーチングドラム マーチングバンドで使うバスドラムはストラップで垂直に吊るし、通常は複数のドラムが異なるピッチで演奏されます。リズムを合わせるために使われますが、主要なメロディーラインを担当する場合もあります。 […]

2019-07-30 ∙ 2 分で読むことが出来ます

ドラムセットのメインパーツ

ドラムセットのメインパーツ

パーカッション楽器(特にモダンドラム)の練習においては、ひとりで演奏するドラムセットの種類や楽器パートを覚える必要があります。 元々、クラシックオーケストラではドラム演奏者はティンパニー(ケトルドラム)、スネアドラム、コンサートタムなど1種類の打楽器を担当していました。この理由のひとつには、作曲家が作品により使用する打楽器を変えていたという点が挙げられます。このため、ドラム奏者や打楽器担当者は必要に応じて雇用され、ひとつの作品で4人の打楽器担当者が必要になる場合もありました。 1820代にフットペダルが発明され、ひとりが同時に2種類の楽器を演奏するという選択肢ができました。初期のドラムセットは1860年代に登場しました。ミュージックホールやコンサート会場が開設されると、楽団は報酬を支払う演奏者の数の削減を検討するようになりました。このような背景があったため、同時に複数の楽器を演奏できる人材は重宝されました。 当時はバスドラム、スネアドラム、シンバルをドラムティックで演奏することが主流でした。しかし、シンバル用「ローボーイ」ペダルの発明により、「ダブルドラミング」と呼ばれる手法が採用されるようになりました。この手法ではバスドラムは1拍目と3拍目に入り、スネアドラムは他の拍に入ります。ここで初めて、シンバルを同時に演奏できるようになりました。 初期のドラムセット ドラムセットは本来トラップセットという名称で、このセットを使う奏者はトラップドラマーと呼ばれていました。1870年代にバスドラム用のペダルが商品化されましたがすぐには普及せず、多くのドラム奏者は引き続きダブルドラミング手法を採用していました。楽器メーカーによるドラムペダル販売数が増えるにつれ、バスドラムはキックドラムになり、両手が自由になることでスネアドラムでの複雑なフィルインやロールが可能になりました。 当時のペダルは反応が遅く精度も低かったのですが、1909年にラディック社が高品質のバスドラム用ペダルの特許を取得してから、キックドラムのポテンシャルを発揮できるようになりました。 初期のトラップセットはドラマーが各自で設定していたため、スネアドラムとバスドラムの組み合わせが一般的でしたが、スタンドやトラップでタム、ゴング、タンバリンなども配置できるようになりました。 ドラムセットを構成する打楽器についての記事もご覧ください。 現代のドラムセットは、1920年代のボードビルバンドにより形成されました。ルイ・アームストロングとミシシッピー川の蒸気船バンドで演奏していたドラマーのベイビー・ドッズが、バスドラムの上にサイドシンバルをぶら下げました。これが最初のライドシンバルです。ドッズが演奏中に左足を動かしているのを見て、ラディック社がハイハットの前身であるローボーイを開発しました。そのあと、ドッズは演奏しやすいようにシンバルの高さを上げるように提案しました。 こうして、ひとりの男性がシグネチャードラムセットのシンバルの発明に一役買ったのでした。 ビッグバンド時代のドラムセット ラジオの人気のおかげもあって、1930年代には新しいサウンドが流行しました。この結果、新しいドラム音が必要となり、ドラムセットにはスネアドラムやバスドラムの他にタムも加わり、チャイナシンバルや小型のクラッシュシンバルの追加も一般的になりました。まもなく下記から構成されるビッグバンドの基本的なドラムセットが確立されました。 バスドラム スネアドラム タム フロアタム ハイハットシンバル 最終的に足元に大型フロアタムが配置され、コンソレット(筐体)により小型ドラム(通常は「ライドタム」と呼ばれるタム)をバスドラムの上に追加できるようになりました。 ビバップが進化すると、ビッグドラムからあまり大音量ではないサウンドに主流が移り、ドラムが小型化してライドシンバルの人気が高まりました。ビバップバンドにより、ダブル・ベース・ドラム(ツーバス)の使用法も開拓されました。 有名なジャズドラマーやロックドラマーについての記事もご覧ください。 ロックドラム ロックンロールの台頭と共に、大型ドラムセットの人気が盛り返し、特に1980年代になると多くのドラマーが多数のドラムやシンバルを搭載したドラムセットをカスタマイズするようになりました。 初心者の場合はティンバレス、コンゴドラム、タンブーランのような特殊なドラムや電子ドラムのことは考えなくていいでしょう。基本的なドラムセットで腕を磨いてから、後で拡張できます。 アコースティックドラムセットは、下記のパーツから構成されています。 ドラム ドラム用スタンド(ラック) シンバル シンバルスタンド ペダル スティック、マレット、ブラシ ドラムスローン(椅子) 多くの子供は、下記のパーツから構成されるシンプルなスリーピースのドラムセットからスタートします。 スネアドラム バスドラム タム ハイハット シンバル (ここでの「ピース」は、シンバルではなくドラムを指します) 初心者でも演奏できる簡単なドラムソングもあります。 これはごく基本的なドラムセットで、このセットでも演奏できる簡単なドラムソングもあります。本格的なドラムレッスンを受けるようになったら、5ピースのドラムセットや他のドラムセットに投資すればいいでしょう。 5ピースのドラムセットは下記のパーツから構成されています。 バスドラム スネアドラム ローピッチ、ミドルピッチ、ハイピッチタム(全てバスドラムの上部にセットされている場合もフロアタムが含まれる場合もあり、ジャズ、ロック、フュージョンなど音楽のジャンルにより組み合わせが異なります) クラッシュシンバル(2枚) ハイハットスタンド エフェクトシンバル(オプション) それぞれのドラムの特徴と、ドラムセットにおいて果たす役割や音の違いを見ていきましょう。 スネアドラム スネアドラムは、下のドラムヘッドの下に響き線と呼ばれる金属線が張られた両面太鼓です。サイドドラムとも呼ばれるスネアドラムのシェル(胴)は木、金属、アクリル、ファイバーグラス製で、皮はテンションロッドで張られています。 スネアドラムは感度と応答性に優れ、微妙な操作で大きな効果を出すことも、リムを叩いて大音響を出すこともできます。これは、よくバックビートに使われます。 スネアドラムはスティック、ブラシ、マレットで演奏します。 スネアドラムにはハイランド、ピッコロ、タロールと様々なバリエーションがあります。 スネアドラムがドラムセットに組み込まれるようになった経緯など、ドラムの歴史についても学習しましょう。 […]

2019-07-30 ∙ 2 分で読むことが出来ます

ドラム初心者のための音楽

ドラム初心者のための音楽

この記事では、長年ドラムを演奏できるようになりたいと考えていた後、とうとう自分のドラムセットを購入して、ドラムのレッスンも受講して、スネアドラム、タム、バスドラムやハイハット、クラッシュ、ライドシンバルの区別もつくようになり、後は練習によりテクニックを磨くだけというドラムの初心者を対象とした練習法をご紹介します。 もちろん、ジュニアを対象としたドラムレッスンを含めた初心者向けのドラムレッスンの内容には、ドラムの名称だけではくストローク、フィルイン、ドラムロールなど実技練習のための曲も含まれています。 大半の初心者はずっとメトロノームを聴いたりビートを数えたりするよりも、今すぐにドラムの奏法をマスターして最高のバンドと演奏したいと考えているので、これは嬉しいことです。 初心者にとって、ルーディメント(スネアドラムの基本奏法のひとつ)を学ぶことは大切です。そのためには、どうしても単調な練習が欠かせません。優れたテクニックがなければドラムセットを使いこなせません。スムーズに流れるようになるまでロールを練習することや、スティックの制御方法、チップやグリップでの音の出し方の違い、ドラムブラシの使い方も覚える必要があります。テクニックを磨くには練習や特訓が欠かせません。 それでも、ドラムの練習に実際の曲を使えないわけではありません。ドラムの演奏を音楽作品と組み合わせることは、ミュージシャンになるうえで必須要素です。 ここでは有名なバンド作品から、初心者でも演奏できる簡単なドラムソングを紹介します。 バディ・リッチのような超絶技巧や、マックス・ローチのようなジャズ奏法をマスターしたいとお考えですか?即興演奏はジャズ文化の一部ですが、ジャズ奏法をマスターするためには、最初にジャズのテンポ、リズム、音楽のカラーと曲調を理解する必要があります。 ジャズナンバーに合わせてドラムを演奏することで基本的なテクニックをマスターして、もっと複雑で難度の高い曲に挑戦できるようになり、最終的にはギグを実現できるようになるでしょう。 ここでは伴奏できる簡単なジャズナンバーをいくつか紹介します。 「Cantaloupe Island」 ハービー・ハンコック 生徒にビートのディスプレースメントの概念を理解してもらうために、ドラムの講師は「Cantaloupe Island(カンタロープ・アイランド)」を課題として提示することがあります。 スネアドラムはバックビートで拍子そのものではなく、その前後に刻まれます。8分音符ですが、16分音符が多くなります。オリジナル版のドラマーであるトニー・ウィリアムズは、リズム変化の際にバズ音を加えることがありました。 「It’s Only a Paper Moon」 「グレート・マグー」というブロードウェイのミュージカルのためにつくられた「It’s Only a Paper Moon(イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン)」は、現代が「If You Believed in Me」で、多くの人が作詞や編曲を手がけた作品です。この曲は、アート・ブレイキーをはじめとする多くの有名アーティストが演奏してきました。彼の演奏は、パーカッション楽器を習っている人にとっては必見です。 「Bye Bye Blackbird」 マイルス・デイヴィス ドラムの講師に「バイバイ・ブラックバード」の練習をすすめられた経験を持つ人もいるでしょう。この曲には長いドラムのソロ演奏があるので、ドラムの演奏法を学ぶ良い教材になり、自身もつけられます。 「This I Dig of You」ハンク・モブレー ジャズの名曲の中には、抑えきれない歓びが溢れ、音符、フレーズ、曲調から、幸福感が手に取るように伝わる作品があります ドラムの練習曲として快活なジャズナンバーを探している人は、「This I Dig of You」を聴いてみてください。上記の表現が全て詰まった名曲です。 速めのビートに合わせて足が自然にリズムをとるでしょう。最初のドラムソロのパートになったら、スティックを握っていなくても手で無意識にビートを刻んでしまいます。正確なフレージングからオーソドックスなフィルまで、体の内側にあるドラマー魂が呼び覚まされます。 最近まで実力を過小評価されていたアート・ブレイキーがソロパートのひとつに突入すると、リムショット、バットヒット、稲妻のようなシンバルクラッシュなどスティックをフル活用します。 ドラムを習い始めたばかりの人は、この曲を聴けばインスピレーションを掻き立てられるでしょう。この曲を練習する実力があると講師が判断してくれたら、尻込みせずに挑戦しましょう! 「Take Five」 デイブ・ブルーベック 2016に公開された映画『SING/シング』を観た人は、ネズミのマイクが地下鉄の階段でサックスを吹くシーンを覚えているでしょう。 アニメのキャラクターを含めた世界中のミュージシャンが演奏しているこの曲はサックスの音の印象が強く、ミュージシャンの耳を持っている人ならそのサックスの音色を否定しないでしょうが、この独特で覚えやすいサックスの音色により、繊細なドラムの音がかき消されている点が残念です。 出だしのスネアドラムとシンバルのインタープレイだけでも、ドラム演奏スキルを高めるために練習する価値があります。控え目なフィルが曲全体のムードにしっくりと溶け込んでいます。他のドラムセットも活躍するソロパートもあります。 面白いことに、軽快なサックスと対照的に、ドラムのソロパートは軍事的で、遊び心たっぷりにサックスを吹くネズミとは反対に整列した軍隊をイメージさせます。 […]

2019-07-30 ∙ 2 分で読むことが出来ます

ドラムの歴史と起源

ドラムの歴史と起源

ドラムと言われると、どんなドラムを思い浮かべますか?クラシックオーケストラの大型ドラム、ティンパニー、テナードラム、スネアドラムやタムが付いたロックのドラムセット、レゲエのボンゴ、タンゴのタンバリン、伝統的なアイルランド音楽で使われるバウロン、あるいはセラミック製のポットや丸太の洞(うろ)も太鼓として使われています。 ドラムの歴史は古代の様々な打楽器にさかのぼります。これらの打楽器がどのような経緯で現在のドラムに進化してきたのか見ていきましょう。 世界最古の打楽器は、2本の棒を打ちつける鳴子(拍子木)だと言われています。時代の経過と共に棒は平たくなり、クロテイルやカスタネットのように対のシンバルの片側をくっつけた楽器も登場しました。現在までの発見されている最古の打楽器は、彫られたマンモスの骨から作られた一種のやすり、またはスキッフル(即席の楽器)です。ベルギーの遺跡である最古の打楽器の歴史は紀元前70,000年にさかのぼります。 これらの楽器は体鳴楽器または打楽器でしたが、まだドラムとしての形は確立されていませんでした。 ドラムの定義 最初に2本の棒を打ち合わせるよりも、空洞の太鼓をスティックで叩く方が大きな音が出せることに気づいた人は誰だったのでしょうか。 鉢、ひょうたん、くり抜いた木片など、ドラムには空洞で音を増幅させる共鳴腔があります。大半のドラムには伸ばした皮などで作られた振動膜もあります。バウロンなどのドラムは、小さなマレット、ドラムスティックあるいは素手で叩きます。 ドラムセットに関する記事もご覧ください。 古代エジプトやメソポタミアの打楽器 考古学において最初に文献に著されたドラムは、エジプトやメソポタミアの古代文明から発祥しました。ハンドドラムの一種である、ティンブレルと呼ばれる長方形のフレームドラムは紀元前2700年には存在したことが証明されています。 紀元前2000年頃のサマリア人の壁画には、人の身長と同じ高さの大型打楽器を演奏するふたりの司祭の姿が描かれています。 最古の有名な太鼓奏者は紀元前2280年前に生存していたマラム・シンです。彼女はウル王朝の月の寺院に司祭として仕えていました。 エジプトの太鼓と同様、メソポタミアの太鼓も素手で演奏されていました。ナイル川では、肩から長胴太鼓をかけた楽隊が登場し、踊り子や音楽家たちがタンバリンほどの大きさのフレームドラムを演奏していました。紀元前2000年前後のエジプト中王国のジェフウティの墓からは、円筒形の両面太鼓が発見されています。 しかし、これらの文明では新石器時代から太鼓を使用していたと思われますが、文書に残された最古の太鼓は紀元前5500~2350年も昔の中国の太鼓で、クロコダイルの皮が張られていました。 ギリシャやローマの打楽器 古代ギリシャにはテュンパヌムというフレームドラムがあり、このテュンパヌムが3世紀のローマでタンバリンへと進化しました。 不思議なことに、ローマ人はケトルドラムを一切使わずに、小型のハンドドラムだけを愛用していたようです。他には打楽器としてハンドシンバルやクロテイルを使っていました。 現代のドラムセットの詳細は、こちらをご覧ください。 現在演奏されているドラムの主流は、大半が中世またはその直後に生まれました。十字軍が中東から新しい楽器をもたらしたからです。 ケトルドラム 現在オーケストラで使用されているティンパニーは、中東が起源です。陶器の上に皮を伸ばしたポットドラムは、13世紀にネイカーと呼ばれるドラムとして欧州に伝わりました。 16世紀にケトルドラムがトランペットとペアで演奏されるようになると、皮を張るのにネジが使われ始めました。17世紀になると、ドラムのための精巧な曲が作られ、ドラムはオーケストラ音楽で中心的な役割を果たすようになりました。 ドラムの歴史の一部に加わりたい人は、近所のドラム教室を検索してみましょう! スネアドラム 底面に紐または響き線が張られた両面太鼓は、中世に誕生しました。代表的な太鼓はテイバーと呼ばれる小太鼓で、肩から吊るして1本のスティックで叩きます。 もう片方の手では3穴の小型のフルートを演奏します。 フルートとドラムの組み合わせは、特に軍楽隊で重宝されましたが、当時はふたりが別々に演奏していました。 スネアドラムと横笛の組み合わせが最初に文書に著されたのは1386年のスイスでした。その後数世紀を経て、スネアドラムは軍楽隊の主役になりました。現在、ドラムは大型化して2本のドラムスティックで打たれるようになり、行進のリズムをとると同時にフルートで兵士たちに勇気を与えました。 ガットでできた響き線を持つ大型ドラムは合図にも使われました。 18世紀になると、スネアドラムはミュージックホールにも進出して、徐々にオーケストラでも使われるようになりました。 ディキシーランド・ジャズにより、スネアドラムは独自のドラムスタンドが付けられるようになり、ドラムセットに組み込まれました。 ガットまたは紐で作られていた響き線(スナッピー)は金属製になり、シェル(胴体)は木、合成素材、金属が用いられるようになりました。 現在、スネアドラムにはシェルが浅いピッコロ、シェルが深くドラムキーにより張力が高いマーチングドラム、パイプバンド、マーチングドラムの1/3から半分の奥行きしかないドラムセットスネア、ブラジルのサンバで使われる上面に響き線があるマラカシェッタ・カイシャなど色んな種類があります。スネアドラムは音質が異なるドラムスティックやブラシで叩きます。 世界で有名なドラム奏者も参考にしてください。 バスドラム バスドラム(別称キックドラム)はトルコで誕生しました。バスドラムの原型は両面円形太鼓「ダヴル」です。スティックの片端にはパッドが付いていなく、逆端は平らです。バスドラムは従来のドラムより深い音を出し、首に対して垂直なので、両面を同時に叩けます。 ダヴルやタブラは少なくとも14世紀には既に存在していたことが判明しています。ダヴルの最古の絵画は1502年までさかのぼります。これらの太鼓は軍楽隊やトルコの伝統音楽で使われていました。 バスドラムは18世紀のオスマン帝国の拡大に伴い欧州に伝わり、軍楽隊に組み込まれました。作曲家は作品にバスドラムを採り入れるようになりました。代表的な曲にはモーツァルトの『後宮からの誘拐』があります。 硬いスティックの代わりにパッド付のマレットが使われるようになると、バスドラムはオーケストラの主役になりました。通常、オーケストラでは行進用より大型のドラムが使われます。1830年にベルリオーズが『幻想即興曲』で初めてドラムロールを採用すると、これはクラシック音楽のスタンダードとなりました。バスドラムはドラムスタンドの上に配置され、ここで演奏者のニーズに合わせてヘッドの角度を調節できます。また、紐に代わりネジで張るようになりました。 19世紀には、ゴングのように片面だけヘッドを垂直に張ったゴングドラムも人気でした。 キックドラム ジャズの台頭によりドラムセットが主流となり、バスドラムはリズム・セクションにおけるドラムセットの一部となりました。バスドラムはドラムペダルを使うので、ひとりの奏者が同時に複数の楽器を演奏できます。ペダルはジャズの中で考案され、オーケストラの演奏家も、自分のニーズに合わせて自宅で使用していました。しかしラグタイムの速いリズムに合わせるためには、もっと効率的なペダルが必要でした。 1909年に、ラディック・ドラム・カンパニーはバスドラム用ペダルの改良バージョンの特許を取得しました。初期バージョンには、フープ部取付用シンバルのペダルも付属していました。 アフリカンミュージックと聞くと、太鼓を連想します。アフリカ大陸には他の楽器もたくさんありますが、多くの儀式や祝い事では太鼓が演奏されます。 アフリカの太鼓「ジャンベ」 ジャンベの胴は1本の硬い木をくりぬいて作られ、ヤギの皮が張られます。他の動物の生皮が使われる場合もあります。一般に、牛皮などの厚い皮は暖かみのある音調でヤギなどの薄い皮は響きが少ない鋭い音が出ます。 ジャンベは西アフリカが発祥地で、400年から800年ほど前に考案されたと考えられています。マリ帝国時代に「ヌム」と呼ばれる鍛冶屋により創作されたと伝えられています。 西アフリカの一部の地域では、現在でもジャンベの演奏は特定の一族だけの職業です。 ギニア、マリ、ブルキナファソ、コートジボワール、ガンビア、セネガルなど旧マリ帝国が存在した地域では、特に1960年代にギニア国立アフリカ・バレエ団が欧州ツアーでジャンベを使ってから、広く知られるようになりました。西アフリカから多くの移民がジャンベを米国に持ち込み、現代のアーティストの間で人気が高まりました。 初心者でも弾けるドラムソングもご覧ください。 トーキングドラム 西アフリカのドラムとしてはトーキングドラムも国際的に有名な打楽器です。これはセネガル、ナイジェリア、ベナン、ガーナ、北カメルーン、チャド西部の伝統的な楽器です。 トーキングドラムは砂時計のような形状をしていて、皮を張ったコードで接続された片面または両面の胴体があります。このコードを使ってドラムのピッチを調節します。奏者は腕の下で太鼓を支え、テンションコードを押し下げてドラムビート内でピッチを変化させます。このドラムは曲がったスティックで演奏します。 このドラムは人の声調を模倣することからトーキングドラムという名前が付けられましたが、もちろん母音と子音を区別できるわけではありません。 また、トーキングドラムには独自の言語があり、村での意思伝達に使われました。太鼓を演奏することはメッセージを伝えることばや定型句を学習することを意味します。ドラムの言語で詩や物語を伝える一種のドラム文学まで存在しました。 […]

2019-07-24 ∙ 1分で読むことが出来ます

ドラムを叩いてみませんか?

ドラムを叩くってなんだか楽しそう!そんな風に思った事はありませんか?スーパープロフの先生が、上達のヒントなどをブログにまとめました。これでロック、メタル、ジャズなど、どんなジャンルもお手のもの!

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史上最高のドラマー

史上最高のドラマー

マンツーマンまたはオンラインのドラムレッスンを受講した経験がある人なら、歴史に名を残すドラマーになりたいと考えたことがあるでしょう。自分が若い頃にバンドから影響を受けたように、ドラマーになり、ヘビメタバンドでドラムのソロを演奏して、音楽雑誌の表紙を飾ることを夢に見たことがあるでしょう。 ここでは大きな夢を持つミュージシャンにインスピレーションをもたらす世界トップクラスのドラマーたちをご紹介します。 まず、バンドのボーカルだけでなくメンバー全員を崇拝の対象にした音楽ジャンルから始めましょう。クラシック音楽では、ドラムは基本的にオーケストラの一部でしたが、フルートとドラムのアンサンブルが主流でした。しかし小規模で打楽器の出番が多いラグタイムやディキシーランド・ジャズでは、ドラムセットの発明によりひとりで複数の音調、ピッチ、ビートを演奏できるようになり、ドラム奏者にようやく日が当たるようになりました。 ジーン・クルーパ ジーン・クルーパはドラムショーの元祖で、簡単な伴奏ですら圧倒的なパフォーマンスに変えるスター性がありました。シンプルなリズムを生み出す場合も、ベニー・グッドマン楽団でドラムソロを即興演奏する場合も、またビッグバンド、ジャズ、スイングとジャンルを問わず、彼は常に単なるドラム奏者以上の存在感を放ち、ジャズロックからスピードメタルまで、多くのドラマーが彼のスタイルから影響を受けました。 更に、ジーンは現在最も一般的に使われているスタイルのドラムセットの定着にも貢献しました。 現代のドラムセットを構成する楽器もご覧ください。 バディ・リッチ バディ・リッチは自己流で最速のリズムを刻めたドラマーです。彼はジャズドラムで有名ですが、フランク・シナトラとの共演、フィル・コリンズのハイハットのセッティングのサポート、ジョン・ボーナムやビル・ワードへの編曲の推薦、ドラムソロパートの革命など音楽界に多大な貢献をしています。彼によるドラムソロパート時間の拡大は、後のロックバンドの見せ場となりました。彼は史上最も偉大なドラマーと言われていて、超絶技巧を駆使して、演奏によりスイングとエネルギーを炸裂させました。 マックス・ローチ ドラムスティックを駆使した超絶技巧で有名なマックス・ローチは、ビートを強調するためにライドシンバルを活用して、1940年代のビバップに革命を起こしました。彼は適切な伴奏を考案する勘に恵まれていて、史上最高のジャズドラマーのひとりとして認識されています。 ジャック・ディジョネット ディジョネットは適応力に優れ、あらゆるスタイルのジャズを演奏できました。彼の全盛期はフュージョンが台頭してきた時期で、多数のソロアルバムを発表していますが、マイルス・デイヴィスのドラマーとして有名です。まだ現役で、自身のバンドでの活動に加え、他のバンドグループとも多数共演しています。 ジョン・ボーナム 1969年にレッド・ツェッペリン初のアルバムが発売された時、ロック界におけるドラムの歴史が変わりました。ドラム担当のジョン・ボーナムは、他のドラマーがツーバスでも真似できないほどの音と効果をワンバスで実現しました。ボンゾの愛称で知られた彼は、バンドの音楽的独自性を生み出す中心的存在だったため、1980年の彼の死後にバンドは解散しました。レッド・ツェッペリンはそのあと、不定期的に再結成して単発のコンサートを開催するだけでした。 ボーナムとレッド・ツェッペリンはロック界のパイオニアで、ジャズ、ブルース、フォークミュージックまで様々なジャンルを採り入れ、後にヘビメタルと呼ばれるハードサウンドの礎を築きました。 ロックンロール界の偉大なドラマーが演奏した簡単に演奏できるドラムソングもご覧ください。 キース・ムーン ザ・フーのドラム担当だったキース・ムーンは、ドラムソロをやらないドラマーとして有名でした。彼は、ドラムはビートを刻むだけの脇役ではなく、ザ・フーのリード楽器であると考えていました。彼は正確性の欠如を補うため、圧倒的なショーマンシップとドラムロールの個性的な使い方で才能を発揮しました。 ニール・パート ラッシュのメンバーがニール・パートに惹きつけられた理由は、彼のスタイルがキース・ムーンの音楽スタイルと似ていたからでした。しかし、確かに彼の音楽はエネルギーに溢れていましたが、彼は新しいことに挑戦する意欲と正確な技巧も兼ね備えていました。ラッシュでは彼の曲をオーケストラのティンパニー、テンプル・ブロック、電子ドラムに合わせて伴奏して、ニールは曲の雰囲気に合わせて楽器を選んでいました。 リンゴ・スター 冷静沈着なスタイルから、リンゴ・スターを世界トップクラスのドラマーと呼ぶことに関しては、意見が分かれます。キース・ムーンほど派手ではないものの、ビートルズのドラム担当は見事なシンバルワークやスティックさばきに多くのフィーリングをこめ、それぞれの曲にしっくり当てはまるサウンドを編み出しました。彼の演奏には安定感があり、毎回同じ水準のパフォーマンスを維持できました。目立つパフォーマンスや超絶技巧はありませんが、常に曲に合わせた音を捉える能力がありました。 カーマイン・アピス アピスは1960年代後半にサイケデリックバンド「ヴァニラ・ファッジ」のメンバーとして注目を浴びました。1972年に出版されて以来ドラムの教科書として現在でもつかわれている『Realistic Rock Drum Method』を執筆した他に、カーマインはカクタス、ベック&ボガード&アピスなどのバンドやロッド・スチュアートとブルース・ロックを演奏しました。弟のヴィニーも、ディオやブラック・サバスでドラマーとして活躍しています。 イアン・ペイス ペイスはディープ・パープル結成当初からの唯一のメンバーで高速、強烈、正確かつエネルギッシュな演奏スタイルで有名です。彼はアルバム『ハッシュ』や『スモーク・オン・ザ・ウォーター』などのヒット曲の作詞作曲にも関わりました。 フィル・コリンズ フィル・コリンズはジャズも演奏しますが、プログレッシブ・ロックバンド「ジェネシス」のリードドラマーとして知られています。ゲート・リバーブの音色で有名なコリンズは、1970年代最高のドラマーとして評価されていて、現在でも後輩をサポートするためにスタジオを時々訪問しています。2007年に神経損傷のために引退しますが、その後に活動を再開しています。彼の伝説は今も進行形です。 ドラムセットの構成も確認しておきましょう。 デイヴ・グロール スティックを逆に持ちグリップの部分で叩くパワフルな演奏からニルヴァーナでのハードなサウンドまで、グロールはドラムに情熱を傾けました。 彼はフー・ファイターズでギターと作詞を担当し、現在でもゼム・クルックド・ヴァルチャーズでドラムを演奏しています。 ジンジャー・ベイカー ジャズの演奏経験があったベイカーは、クリームでバンド活動を開始しました。彼はパワフルな演奏スタイル、複雑なリズム、エネルギーとショーマンシップで注目を集めました。彼のスタイルにはアフリカの太鼓を研究するために数年間ナイジェリアに滞在した影響が反映されています。 ドラムのレッスンを検討している方は、ぜひSuperprofのサイトをご覧ください! どういうわけかロックバンドにおいて女性ドラマーは男性よりも目立ちませんが、音楽の世界では数多くの女性が一流ドラマーとして活躍しています。 シンディー・ブラックマン ジャズもロックもこなす多才なシンディーは、レニー・クラヴィッツのドラマーとして頭角を現しました。彼女はスペクトラム・ロードやサム・リヴァースなど数々のバンドで演奏した他、後に夫となるカルロス・サンタナとも共演しました。 シーラE. シーラ・エスコヴェードは1980年代にブレークした有名なドラマー、シンガー兼ソングライターです。プリンスのライブに多数参加したことでも有名です。 メグ・ホワイト ロックデュオであるザ・ホワイト・ストライプスで打楽器を担当するメグ・ホワイトはミニマリストで、シンプルながらパワフルな演奏でステージを盛り上げました。彼女はコーラスも担当しました。 カレン・カーペンター ミュージシャンとしてのキャリアは拒食症という悲劇により幕を閉じましたが、カレンはカーペンターズのリードボーカルとして有名になる前は卓越したドラムテクニックで知られていました。ドラムを叩きながら美声を響かせる「歌うドラマー」として、その才能を高く評価されていました。 ジャネット・ワイス 1950年代最高のドラマーのひとりとして評価されているジャネット・ワイスは、The Friesなどのバンドと共演した後、スリーター・キニーのショー終了後の即興ジャムセッション後にメンバーに加わりました。彼女はクワージ、スティーブン・マルクマス&ザ・ジックス、ワイルド・フラッグでも演奏を担当しました。 ボビー・ホール バンドに属さないスタジオ・ミュージシャンとして、ボビー・ホールはスティーヴィー・ワンダー、ボブ・デュラン、レーナード・スキナード、ザ・ドアーズ、ピンク・フロイドをはじめとする偉大なアーティストとの共演経験があります。彼女はボンゴ、コンガ、タブラ、ギロなど多彩な楽器を演奏しました。 時代別のドラムの歴史もご覧ください。 ドラムのスキルを磨く上で、一流ドラマーのパフォーマンスを視聴することは有効な学習法です。YouTubeでコンサートの音楽動画を視聴できるので、彼らの住めアドラムのテクニック、ダブルバスロールの技巧、スティックの持ち方やシンバルの鳴らし方を参考にしましょう。 […]

2019-07-24 ∙ 1分で読むことが出来ます

ドラムについての豆知識

ドラムについての豆知識

ドラムのレッスンを受講したことがある人はご存知かもしれませんが、打楽器はバリエーションが非常に豊富です。この記事ではドラムセットを中心とした数種類のドラムと、ドラムの練習に最適な曲について解説します。 最初の本格的な打楽器は、2本の棒を打ちつける鳴子(拍子木)だと言われています。ドラムの歴史は石器時代にまでさかのぼりますが、当時の打楽器はほとんど現存していません。しかしメソポタミアとエジプトで巨大な文明が対等すると、絵や文書の形式で打楽器の存在を確認できるようになりました。更に少数ながら現物も残っています。紀元前のドラムには、様々な大きさのフレームドラム、ハンドドラム、ダブルヘッドドラムなどがありました。 タンバリンその他のフレームドラム、クロタル、原始的なシンバルを除いては、古代ギリシャやローマは打楽器の進化にはあまり貢献していません。 中世とルネッサンス 中世になると、十字軍がイスラム諸国から新しい楽器を手土産に凱旋したこともあり、楽器が大流行しました。イスラム諸国からの楽器にはハンドドラム、ティンパニー、スネアドラムやバスドラムの前身が含まれていました。ドラムヘッドは木製の枠にコードを張り、その上に皮が貼られていました。 初期のコンサートドラム 現代になると、打楽器は徐々に現在の姿へと進化していきました。18~19世紀には、軍楽団が使用するミリタリードラムや、ティンパニーなど室内管弦楽団用のドラムが開発されました。 20世紀になりコンサートホールなどの大衆娯楽の人気が高まると、小規模な楽器のセットによる音楽ジャンルが確立され、ひとりのミュージシャンが数種類のドラムを時には同時に担当するようになりました。ドラムペダルの開発により現代のドラムセットの形ができあがり、バスドラムを演奏しながら足でシンバルを操作できるようになりました。 アフリカンドラム アフリカはケトルドラムやフリクションドラムなど様々な打楽器の発祥地です。アフリカで最も有名なドラムは西アフリカ原産のジャンベで、多くのモダン音楽で使われています。ジャンベはマリ帝国の時代に銅鍛冶職人により発明されました。西アフリカの一部の地域では、ジャンベの演奏は特定の一族にしか許可されていません。 西アフリカの打楽器には、他にもトーキングドラムという面白い太鼓があります。このドラムは人の声のトーンを模倣した音を出し、村で伝達の手段としても使われていました。ドラムを使った伝達のために精巧な言語と構文まで存在しました。 現代のドラムセットは、演奏する音楽のジャンルにより僅かな違いがあります。この違いは主にカエデ、竹、鋼などのドラムの素材や大きさ、タムやシンバルの配置によるものです。 バックビート(第2拍目と第4拍目)はスネアドラムで、第1拍目と第3拍目はバスドラムで刻まれることが多く、タムはドラムの連打やスネアドラムとシンバルのフィルインに使われます。ドラムの画期的な使い方は、ドラマーの腕の見せ所です。 ドラムセットには、下記のセットを演奏するための椅子またはストールであるドラムスローンが含まれています。 キックドラム(ドラムペダルを踏んで演奏する場合のバスドラムの別称) スネアドラム 1~3タム(セットをカスタマイズする余裕がある場合、フロアタムなどの3つ以上のタムを使用するバンドもあり) ハイハットシンバル クラッシュシンバル(サイドシンバル)またはライドシンバル(トップシンバル) その他チャイナシンバルなどのエフェクトシンバル もちろんドラムスティックやフェルトカバー付きマレット、ブラシ、ルーテなどドラムを打つためのアクセサリも必要となります。 ドラムセットは好みに合わせていくらでも拡張できますが、基本となるのは5台のドラムです(出典:jochenWolters on VisualHunt) その他アクセサリ ドラムの楽譜を支える譜面台の他に、メトロノームも購入しましょう。ドラム演奏において、完璧なリズムとビートはとても大切です。 通常、基本的なドラムセットにはバスドラム、スネアドラム、タムの3種類のドラムが含まれます。ここで、各ドラムの構成を確認しておきましょう。 バスドラム バスドラムは、2本のバチで叩いて演奏するトルコの両面円形太鼓「ダヴル」が進化した楽器です。ダヴルはトルコ風の物品の流行により、軍民両方でヨーロッパ音楽に浸透していきました。バチがパッド入りのマレットにかわると、オーケストラの楽器として使われるようになりました。 ダヴルの大きな特徴は、直径が奥行きより長いことです。コンサート・バスドラムはバンドのドラムよりやや大きくなります。 コンサートホール音楽の人気が高まると、ジャズやラグタイムなどドラムをひとりで担当する小さなアンサンブルが主流となり、バスドラムは横に配置されペダルで演奏するようになり、「キックドラム」という別称がつくようになりました。 現在、バスドラムはドラムセットの中心で、ダブル・ベース・ドラムを好むドラマーもいます。マーチングバンドでは、複数のバスドラムが違うピッチに合わせます。バスドラムは主旋律に使われることも多いです。 スネアドラムの元祖であるテイバーは、3つの穴があるフルートを吹きながら肩にかけて片手で演奏できる小型の両面太鼓です。この太鼓のヘッドの下に紐が付いています。 テイバーは時代と共に大型になりましたが、軍楽隊の楽器として必ずフルートやリコーダーと一緒に使われています。 現在のスネアドラムには、上のドラムヘッドの下に響き線と呼ばれる細いコイル状の金属線が張られています。シェル(胴)は木または金属製で、打面はマイラー(デュポン社製ポリエステルフィルム)が一般的です。 通常、スネアドラムはバックビート、ドラムロール(連打)、リムショットに使われます。 タム タムは一見するとスネアドラムにそっくりですが、スネアドラムより高さがあり響き線がありません。サイズやピッチは様々で、しばしばフィルインに使われます。タムはフープとチューニングラグで調整できます。ジャズ、ロック、フュージョンなど様々なジャンルに合わせてタムを組み合わせます。スタンドに固定して吊るす人やフロアタムとして床に置く人もいます。 シンバル 大半のドラムセットには複数のシンバルがあります。 スタンドから水平に吊るされた2枚のシンバルで、ボトムシンバルが可動式のハイハットシンバル 大きな効果音を出すクラッシュシンバル リズムの中にビートとアクセントを加えるライドシンバル チャイナシンバルなどのエフェクトシンバル 初心者のドラマーにとってドラムの練習曲しか演奏できないのは少し退屈です。ドラムを練習する人は偉大なミュージシャンとジャムセッションで名曲を演奏することが夢でしょう。 もちろん、演奏したい名曲はまだほとんど演奏できるレベルにないでしょうが、ドラムの初心者でも演奏できる曲がないわけではありません。 ここでは、簡単に演奏できるドラムソングをいくつか紹介します。 『Ticket to Ride(邦題:涙の乗車券)』ビートルズ 『Hallowed be Thy Name』 アイアン・メイデン […]

2019-07-24 ∙ 2 分で読むことが出来ます